トヨタの小型「“スライドドア”バン」に注目! 全長4.7m級で「ちょうどイイサイズ」! 超“静音”モデル「国内導入」にも期待大な欧州モデル「プロエースシティ」とは
「シエンタ」以上「ノア/ヴォクシー」未満の「絶妙サイズ」がイイ!
トヨタの欧州法人が販売する「PROACE CITY(プロエースシティ)」は、洗練されたスタイリングと高いユーティリティ性能を特徴とする小型商用バン・ワゴンです。

トヨタは、欧州で商用車「プロエース」シリーズを展開しています。サイズなどが異なる3つのモデルがあるなか、2019年から販売を始めたプロエースシティは、もっとも小型な「ライトバン」カテゴリーに属します。
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商用バンに加え乗用ワゴンもラインナップされ、「PROACE CITY VERSO(プロエースシティ ヴァーソ)」として販売されるなど、欧州で人気を集めています。
ボディサイズは、ショートホイールベース版(L1)が全長4403mm×全幅1848mm×全高1796-1825mm、ホイールベース2785mm。
ロングホイールベース版(L2)が全長4753mm×全幅1848mm×全高1812-1820mm、ホイールベース2975mmです。
ショートボディでも、2列目シートを使っている状態でラゲッジ容量が597Lもあり、最大ラゲッジ容量は2126L、最大積載長2700mmという広さ。
ロングボディではラゲッジ容量が850Lに達し、最大ラゲッジ容量は2693L、最大積載長3060mmにもなるのです。
ショートボディの場合、現行の「シエンタ」以上「ノア/ヴォクシー」未満という絶妙なサイズ感で、ボンネットのある2BOXのデザインになっています。
雰囲気としては、少し前のモデルになりますが「ファンカーゴ」に近いハイトワゴンスタイルで、広い荷室と両側スライドドアで、使い勝手は抜群です。
2023年秋にはマイナーチェンジを実施し、フロントマスク周りには最新のトヨタ車に共通する精悍なデザインが取り入れられました。
シート配置および乗車定員は、1列・2人乗り、1列・3人乗り、2列・5人乗り、3列・7人乗り(L2)と豊富ですし、シートアレンジが多彩で、荷物の量や乗員の数に合わせたベストな空間づくりが出来ます。
国内の商用バン市場はライトバンの「プロボックス」とワンボックスバンの「ハイエース」が大多数を占める中、両者の中間サイズに位置するプロエースシティには、日本国内でも多くの仕事がありそうです。
配送業はもちろん、建築などの職人が使う仕事車にもピッタリ。ライトバンですが、乗用車として個人が趣味に使うにももってこいです。
実はこのプロエースシティ、トヨタが欧州で提携を結ぶステランティスグループからOEM供給を受けて販売されています。
日本でも乗用ワゴン版として正規輸入されているシトロエン「ベルランゴ」/プジョー「リフター」/フィアット「ドブロ」などとは兄弟車の関係にあります。
日本導入の可能性は十分にある!?
プロエースシティのパワートレインは、ガソリン・ディーゼルのほかに、BEV(バッテリーEV:電気自動車)の設定があるのも大きな特徴です。
BEVは50kWhのバッテリーを搭載し、100kW(136馬力)のパワーを発揮。航続可能距離はWTLP基準で330kmとなっており、実用性も十分です。さらに急速充電システムが搭載されており、約30分でバッテリーの80%まで充電可能となっています。

国内のプロボックスやハイエースには現状BEVが存在せず、日本国内でBEVの商用車を探すと軽バンしかありません。
そこでプロエースシティのBEVが国内導入されれば、スライドドアの小型電動バンとして大人気になること確実です。
一方で、ベルランゴのような乗用ワゴン版のプロエースシティ ヴァーソの国内導入にも期待したいです。
ライバルのルノー「カングー」を含め、こうした「商用にもガンガン使えるほどタフでユーティリティに優れたスライドドアワゴン」には、昨今のアウトドアブームの盛り上がりもあってか、一定の需要があります。
とはいえ、今の日本社会にまず必要とされているのは、商用バンとしてのプロエースシティでしょう。
特に電動モデルなら日本国内にライバルと呼べるクルマはなく、プロエースシティが新たな商用バンのカテゴリーを作り出す先駆者となるはずです。
プロエースシティが国内導入されれば、個人ユーザーからプロユースまで、今後さらに重要となる日本の物流を支えてくれることでしょう。
