蝉川泰果はプロデビューVへ「25アンダーを目指して、圧倒的に勝ちたい」
史上初のアマチュアでツアー2勝を成し遂げた蝉川泰果(東北福祉大4年)が、今大会でいよいよプロデビューする。昨年大会では予選を突破して、4日間トータル3アンダーで49位に入り、ベストアマを獲得しているが、プロとして臨む今年は「目標は25アンダー」という数字も飛び出した。
9月に史上6人目のアマチュア優勝を成し遂げた「パナソニックオープン」も、先月の史上初のアマで2勝を達成した「日本オープン」も地元の兵庫県での開催。そして、今週も兵庫ということで実家からの通いで戦う。「家だとお母さんが朝ご飯を作ってくれたりとか、いつも慣れているルーティンでリラックスして臨めると思います」とメリットを感じている。つい先週も星野陸也が茨城の実家からの通いで、今季初優勝を果たしたところだ。
そんな蝉川の勝負飯は「みそ汁」。ゲンは担がない蝉川だが、試合前は唯一「みそ汁を飲むのがルーティンです」と話す。加えて「みそ汁を飲むのが栄養士の方にも体の目覚めがいいと聞いたりしたので、意識して摂っています」と、海外に行ったときも、インスタントのみそ汁を持っていくほど。今週は毎日、母が作ってくれたみそ汁を飲んでから会場に向かう。ちなみに好きな具は「特にない」らしい。
今大会の印象については「関西特有のセーフティーのないホールが多いんですけど、チャンスにつけるためにはフェアウェイキープが一番になるかと思う。あとはグリーンのアンジュレーションがあるので、伸ばし合いのなかでパッティングを決めていかないといけない。その2点がすごく大事になってくる」と話す。
そのなかで目標スコアを聞かれると、「25アンダーを目指します」と勢いよく答えたが、少し間を置いて「目標ですけどね」と言いかえた。昨年大会の優勝スコアはトータル16アンダーで、これを9打上回ることになるが、先月の日本オープンでは、4日間でアンダーパーが5人というタフなセッティングのなか、一時はトータル15アンダーまで伸ばし、2位に8打差をつけた。あながちビッグマウスとも言えない。
本人も「インパクトが強いので、圧倒的に勝ちたいというのはありますね。そんなに簡単ではないですけど、やるからには高い目標を目指してやりたい」と意気込む。会場がABCゴルフ倶楽部に移ってからの72ホール最多アンダーパーは03年大会で片山晋呉がマークしたトータル23アンダー。日本オープンのときのようなゴルフを見せれば、更新できるかもしれない。(文・下村耕平)
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