ミルボンが、植物由来プラスチック配合の商品パッケージを採用
美容室向けヘア化粧品メーカーのミルボンが、プラスチック使用量削減の一環として、9月発売予定の新商品「COLOR GADGET Color Shampoo(カラーガジェット カラーシャンプー) 」「Mizulisse(ミズリセ)」に同社で初となる植物由来プラスチック配合のパッケージを採用する。
植物由来プラスチックとは、植物由来の資源を原料にしたプラスチックのこと。主にトウモロコシや、サトウキビなどの植物の「非可食部分」から生成される。なお、植物由来プラスチックは「COLOR GADGET Color shampoo」全品、「Mizulisse water gel treatment」のパッケージに配合されている。
ミルボンは、ヘアデザイナーを通じ、 美と心の豊かさに繋がる美容産業を創造することで、 持続可能な社会の実現を目指している。その一環である自然環境負荷軽減のための取り組みとして、同社の商品パッケージに使用している石油由来バージンプラスチックを2030年までに2020年度比の売上高原単位で30%削減する取り組みを推進中だ。
植物由来プラスチックを商品パッケージへ配合することで、容器としての品質を保ちつつ、石油由来バージンプラスチックの使用量を削減することが可能とされている。
この商品パッケージを採用することにより、石油由来バージンプラスチックの使用量をおよそ1t/年の削減できる見込み。ミルボンでは、商品パッケージとして約1000t/年のプラスチックを使用。今後も、石油由来バージンプラスチックの使用量削減に向け、植物由来プラスチック配合パッケージの採用を順次進めていくとのことだ。
9月発売予定の2商品
「COLOR GADGET Color Shampoo」は、「多彩な色バリエーションで ヘアカラーデザインを楽しむ領域を更に拡げる」ことをコンセプトとしたカラーシャンプー。
美容室で染めた色鮮やかなヘアカラーを長く楽しめるよう、ヘアケア性と色持ちを両立したシャンプーで9月に発売予定だ。
「Mizulisse」は、「ケミカルダメージによる『こじらせ絡み』を瞬時にほどく」ことをコンセプトとしたウォーター系ヘアトリートメント。ブリーチなどで傷んだ髪を洗う際、髪の絡まりをほどきながら、ダメージをケアするヘアトリートメントで、9月に発売予定だ。
植物由来プラスチック配合のパッケージが使用された「COLOR GADGET Color Shampoo」「Mizulisse」で、身近なところから環境問題に取り組んでみては。