元スポーツクライミング選手の野口啓代がボッテガ・ヴェネタを纏う! 美の秘訣は「当たり前を毎日続ける」インタビュ...
アスリートの澟とした美しさを知る/野口啓代×ボッテガ・ヴェネタ
東京オリンピックで快挙を遂げた元スポーツクライミング選手の野口啓代さん。ボッテガ・ヴェネタのアクティブなドレスを、鍛え抜かれた美脚で躍動感たっぷりに纏います。インタビューではひたむきな姿勢とポジティブなマインドから放たれる、凜とした健康的な美しさに迫ります。
小さな毎日の積み重ねを大切に過ごすからこそ生まれる健康美
ドレス¥290400、サンダル¥104500、ピアス¥193600、リング¥84700(すべてボッテガ・ヴェネタ/ボッテガ・ヴェネタ ジャパン)ほんのり光沢を感じさせるメタルツイル生地で仕立てたドレスは、オーバー気味のドロップショルダーとミニ丈のバランスが野口さんによく似合う。鮮やかなボッテガ・グリーンのサンダルがアクセント。
競技から学んだアピール力 大きな笑顔で世界を広げた
オリンピックでメダルを獲得して引退。同じ競技の楢崎智亜選手と結婚するなど、公私ともに大きな変化のある一年でした。
「とはいえ、生活はあまり変わっていないんです。クライミングの普及活動や講演など仕事の比重は明らかに増えましたが、体調や体重も変わらず、夫が現役選手なので食事も以前と同じ。トレーナーとコンディショニングやトレーニングを行い、変わらず難しい課題にチャレンジし続けています。小学生から始めて32歳までと現役生活が長かったので、生活のルーティーンがしみついていて抜けないんです(笑)」
撮影で印象的だったのは、豊かな表情。その源を語ってくれました。
「16歳から世界大会に出るまでは、ずっと人見知りだったんです。でもショー的要素の強いこの競技では、アピールすることでいかに応援してもらえる選手になるかが大事だと気づきました。応援は本当に力になります。最初は意識的でしたが、一歩踏み出して喜怒哀楽をしっかり自己表現するようにしたら、次第に身につき、そのほうが自分自身も楽しいと気づきました。とにかくクライミングが好き。好きなことしかしていないので、ストレスも溜まりません。笑顔でいられるのはやっぱりクライミングのおかげです」

続けられることだけを選んで継続する毎日が美を作り出す
いつもお洒落な野口さん。そのセンスは、競技にも関係していました。
「中高生の頃から、ファッションやメイクには興味津々。特にネイルやピアスは映像や写真にも写ることが多いので、気を遣っていました。大好きな赤のネイルの時は、壁を登っていても手元が目に入ってくるのですごくテンションが上がります! クライミングはもともとスポーツというよりアウトドアやレジャーから進化した競技なので、服装なども縛りがなく自由。選手はみんなお洒落を楽しんで、個性をアピールしています。そういう点も、やっていて楽しいところですね。普段からワンピースはよく着ますが、今日の撮影で着たボッテガ・ヴェネタのドレスはモードな女性らしさがあり、気持ちが上がりました! きれいなグリーンのサンダルも素敵です。美容に関しては、現役時代は日焼け止めを塗ることさえもサボりがちだった美容落第生ですが(笑)、唯一こだわっているのは入浴。毎日必ず炭酸入浴剤を入れて、20〜30分はお湯に浸かります。一番大事なのは、毎日のケア。特別な日を作るのではなく、体のコンディショニングとメンテナンス、入浴、食事など当たり前のことをきちんと毎日積み重ねることが、ヘルシーな美しさにつながると思っています。ケガも、極度な成績の落ち込みもなく、長く競技人生を続けられたのは、毎日少しずつルーティーンを継続したからだと思います。特別な頑張りって、続きませんよね。だから毎日続けられると思うことだけをチョイスしています。今ある毎日が、その先の自分を作ると信じたいですね」
PROFILE/野口啓代(のぐち・あきよ)
1989年5月30日生まれ、茨城県出身。小学5年生の時、家族旅行のグアムでフリークライミングに出会い、翌年行われた全日本ユース選手権では中高生を抑え優勝。2008年ボルダリングワールドカップで日本人初優勝。ワールドカップは通算21勝を数える。競技人生の集大成と位置づけた東京五輪では銅メダルを獲得。引退後はアカデミー運営や大会招致などさまざまな目標を掲げ、今なお進化し続けている。
Photograph=TISCH〈MARE Inc.〉
Styling=Megumi Isaka〈dynamic〉
Hair=Tetsuya Yamakata〈SIGNO〉
Make-up=Akiko Sakamoto〈SIGNO〉
Text=Yuka Nagata
(InRed 2022年8月号)
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