「ニホンモニターが発表した今年の『上半期CM起用社数ランキング』によると、マツコさんは女性タレント部門で1位。契約社は12社に及びます。視聴者目線で“言いたいことを言う”キャラクターはクライアントにも人気。ただ毒を吐くのではなく、そのなかにも愛情と爽快感がある。中性的ということもあって、商品ジャンルにとらわれないことも強みでしょう」

そう語るのは大手広告代理店関係者。今回、本誌は代理店が作成したCMギャラリストを独占入手。そこから話題人物を選抜し、ランキング化した。価格は実際に有名人サイドに渡る額ではなく、広告代理店がクライアント(広告主)と交渉する際に“基準”として用いるもの。金額は上下することもあるというが、リストには有名人の人気が如実に表れている。

今年なにかと話題のディーン・フジオカ(35)は『あさが来た』出演以降、“価格なし”から2000万円に。だが、そんなおディーン様の倍額で評価されている芸能人が。それはマツコ・デラックス(43)だ。価格はなんと3000万円から一気に4000万円へと増加!“CM女王”の強さを見せつけた格好だ。

だが、そんなマツコですらトップとは“さらに倍”の差が開いている。男性トップはイチロー(42)と福山雅治(47)の8000万円だ。

「福山さんの場合は出演とCMソング込みでの価格となりますが、ここ10年は人気銘柄として安定しています。昨年9月に吹石一恵さん(33)と電撃結婚したことでファン離れが懸念されていましたが、そんな不安もどこ吹く風の人気ぶりです。イケメン枠だと西島秀俊さん(45)も結婚しましたが、価格は4000万円をキープしています。またソチ五輪金メダリストのフィギュアスケートの羽生結弦さん(21)は5600万円と評価。海外からもオファーがあり、シーズンオフの現在も数十社が関心を寄せていると聞いています」

いっぽう女性トップも松嶋菜々子(42)が7200万円という高額を叩き出している。CM女王となった彼女の人気の秘訣は!?

「松嶋さんも02年に大河ドラマで主演を務めて以来、大人気。『家政婦のミタ』や『救命病棟24時』などの“当たり作品”にも恵まれている。隣人トラブルで一時期価格が下がったものの、クライアント受けはよく、実績十分なため盛り返しています」