『国民的“美魔女”コンテスト』も今年で4回目を迎えた。“美魔女”論争も起きるほどその言葉やイメージも浸透してきたようだ。女性ファッション誌『美ST』が「魔法をかけているかの様に美しい」才色兼備の35歳以上の女性を“美魔女”と呼んだことからブームとなったが、“美魔女”について世間はどのようにとらえているのだろうか。ネットで意識調査を行ったところ、『美ST』が掲げた当初の“美魔女”の価値観とは違ったイメージも広がっているようだ。

Yahoo!ニュースが「『美魔女』に魅力を感じる?」といった意識調査を実施中だ。途中経過の集計状況は次のようになっている。

■『美魔女』に魅力を感じる?
・「とても感じる」:13.7%(11,595票)
・「まあ感じる」:17.1%(14,507票)
・「あまり感じない」:26.2%(22,214票)
・「まったく感じない」:43.0%(36,468票)
(Yahoo!ニュース 意識調査調べ 対象は8万4784人。11月7日9時時点)

実施期間は2013年10月31日〜2013年11月10日となっているが、現時点で「まったく感じない」が43.0%で一番多く、「あまり感じない」の26.2%とあわせて「『美魔女』に魅力を感じない」と考えている者が70%近くいるのだ。

それでも、回答者のコメントには様々な意見が見られた。

魅力を感じない理由としては、「魔法をかけたような美しさの美魔女より、魔法をかけていない自然の美しさのある人の方がいいと思う」、「美の着眼点が全く違う。40代には40代の魅力があるのに、いつまでも子供みたいで逆に魅力を感じない」、「40過ぎた女性の魅力は外見では無い。外見なら20前後が良いに決まってる」といった厳しい意見が少なくない。

一方で、「いくつになっても美しくありたいと思うのは大事じゃん! ボサボサでみすぼらしいよりは」という女性の意見や「何でもよいですから頑張っている40代って素敵に思えます」、「女性のいつまでも美しい姿でいたいという本能?は男性の自分から見て感心させられます」といった男性の意見も出ている。

「美魔女って言葉自体に違和感を覚えるんだが…」というコメントのように“美魔女”が一人歩きしているようにも思える。そもそも“美魔女”は女性ファッション誌から出てきた造語なのだ。

2009年に女性向けファッション誌『美STORY』(光文社)で40代の女性に必要なのは「美しくなるための方法」「内側から美しくなる食事」「美しさをキープする習慣」だと提案された。その頃に同誌のサイトで“7人の美魔女会議”というブログがスタートして、“美魔女”という言葉が誕生したのだ。光文社は“美魔女”を商標登録しているが、今では広く使われるようになり当初の意味合いとは違ったイメージでとらえられることも多い。

お笑い芸人・小籔千豊は雑誌のコラムで「着飾った美魔女がテレビに出ると、苦労している若い主婦にプレッシャーを与える」と意見しており、有吉弘行も自身のテレビ番組で「若く見える50より、普通の本当の30がいい」と発言している。このように“美魔女”を外見的にとらえる傾向にあるが本来は“才色兼備の35歳以上の女性”を目指すものであり、内面的な魅力にも注目したいところだ。

Yahoo!ニュース 意識調査でのコメントにも、外見が先走った“美魔女”は不自然で魅力を感じないという意見が多いように感じた。やはり、世間的に“美魔女”はダイエットやエステに精を出して、メイクやファッションで若作りしているというイメージが強いのだろうか。

昨年出版された『美婆伝』がきっかけとなり、“美婆女”という言葉を見かけるようになった。そして、この“美婆女”にこそ本当の“美魔女”とはどうあるべきかのヒントがありそうだ。