脳膿瘍で男性死亡、舌ピアスに命の危険も…神経科医
ピアスは耳たぶに付けるものが代表的ですが、へそや鼻などにボディピアスをする人も増えました。
しかしながら22歳の男性が脳膿瘍で亡くなるなど、神経科医は舌ピアスに危険があると警告しています。
(10/19)追記:当初「脳腫瘍」としていましたが誤りで、「脳膿瘍」に訂正しました。教えてくださった方ありがとうございます。
死亡した患者を担当したイスラエルの医師によると、舌から感染症が血流により脳まで広がることがあるとのことです。
もともと舌のピアスによって歯が欠けたり、口内感染症になったり、心臓に問題が生じることを専門家が言及していましたが、そういったリスクにも関わらず舌ピアスは欧米で人気があります。
元スパイスガールズのメンバー、メル・Bや、アン王女の娘ザラなどが舌ピアスをしているなど、有名人の間でもファッションとして好まれています。
この現状に対し専門科は、舌のピアスをする前に健康についてよく熟考するべきとしています。
歯科学会の科学アドバイザーであるダミアン・ワルムスリー教授は、歯科医たちはピアスによる健康問題をよく認識していると伝えており、痛みをともなったり、歯が欠けたり、歯槽膿漏などの問題が出ているそうです。
とくに感染症を伴いやすいことから、舌のピアスについてはその危険性を伝えた上で、出来るだけ避けたほうがよいと語っています。
日本ではまだまだ欧米に比べると、ボディピアスをしている人は少ないですが、年々増えていることから、知っておくべき警告ではあります。
BBC NEWS | Health | Tongue stud 'brain fatality risk'