■72歳でも現役バリバリという政治まんが家の世界政治まんが家は、絶滅危惧種である。和服を着ているか、ベレー帽をかぶっていて、白い紙に墨でまんがを描くような「昭和」の印象が強い職業かもしれない。実際、「新進気鋭の政治まんが家」というような存在は、ついぞ聞かない。そんな中、「政治まんが」の世界で輝きを放つ作家がいる。佐藤正明さんだ。東京新聞(中日新聞)で週2回の連載を持ち、コアなファンを引きつけている。