――歪んだギターと非常に相性の良い声だなという印象を受けていたのですが、アコースティックでもライブをやられるんですね。

榎本:アコースティックライブはここ最近、結構多く始めて。私はずっと自分の中で、ギターのノイズというものが、自分の歌と合うと思っていた所があったんですけど。でも最近ちょっと、あまり色々な邪魔なものというか、全部削いだ感じの状態で、自分の声を人に聴いてもらいたいな、と思うようになっていて。曲の世界観というのも、どちらかというと色んなものがバァーって入ってきて、曲自体の見方を色んなバラツキの中で伝えていくよりも、一つの統一された所でバーンって聴かせられたらいいな、というのはすごく感じていて。あと、昔からピアノを聴いて育ってきたというのもあって、歌う時もピアノの音が鳴っている状態が多かったので、ピアノの音に対して慣れている所があって、すごく歌いやすいんですよ。でも、ギターとか、ちょっとノイズっぽい感じの音というのは、実はそんなに小さい時から聴き慣れていなくて。

――原点回帰というか、自分の中に本来あった姿に戻りつつあるというか。

榎本:そうですね。自分が個人で好きになった音楽は結構ノイズというか、ちょっとハードロックでメロディアスなやつとかがすごく好きだったんですけど(笑)。自分の環境であったものというとピアノとか、そういうちょっとポップなものとかクラシックなものが多かったので。どちらかというと自分が癒されるので、好きです。

――この先にはセカンドアルバムが控えているかと思いますが、どんな作品になりそうですか?

榎本:もうほぼ出来ているんですけど。小説を書いた時に、これまでの目的というものは、実はずっと自分の中で変わらないものだったということに、すごく気付いたこともあったんだけど。それまでに色んな回り道をしてきたこととか、自分が今回り道をしながら目的というものを見ているんだなという。真っ直ぐ、すんなり未来に向かって生きていくことはすごく難しいことだなと思うけど、その目的というものを忘れられずにずっと26年生きてきて、そういったことを包み隠さず言うべきかなと思ったので。結構、赤裸々な曲も今回アルバムの中に入っていたりするんですけど。そういった中で嫌いな部分も含めて、共有じゃないですけど、その曲でどんな気持ちになるのかな?とか、どんな考えを持ってるのかな?ということをすごく知りたくて。

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