鮮烈な大会初ゴールもおごらず、第2節を見据える。日本代表のMF中村敬斗(スタッド・ランス)が19日、北中米ワールドカップのグループリーグ第2節・チュニジア戦を前に取材に応じた。グループリーグ突破へ向けて重要な一戦を翌日に控え、「必ず勝ちが必要な一戦だと思う。勝利を目指して頑張りたい」と力強く意気込みを語った。

 日本は初戦のオランダ戦で2度のビハインドを追いつき、2-2の引き分けで勝ち点1を獲得。中村自身もチーム1点目を決める活躍を見せた。カットインから相手選手の股を通す鮮やかな得点シーンについては「あの形が得意なので。ニアに決めるのは代表でもやっている」と振り返った。

 初戦の自身のパフォーマンスについては及第点だ。「動けていたしキレもあった。初戦だったので前半は固かったけど、失点したらプレッシャーから解放された」と自己分析。「固い試合になることは分かっていたし、でもいい戦いができた」と手応えを口にした。

 一方で、あくまでオランダ戦はドロー。グループリーグ突破を見据えて、第2節では確実に勝ち点3がほしいところ。試合前日には会場視察を行い、チュニジア戦へのイメージを膨らませた。

 そのなかでも気になったのがピッチコンディションの固さだ。ボールが想像以上に跳ねたことを受け、中村は「ピッチはちょっと固かった」と指摘する。

「僕らが行ったときは暑さもあった。だけど、明日は夜なので日差しは大丈夫だと思う。ただ固さは気になった。けっこう固かったので」

 ボールの走り方についても慎重な見方を示した。「水が巻かれていなかったので何とも言えないけど、今日は雨もけっこう降っていたので、それでどうなっているか。とりあえず明日試合前にピッチに出て確認したい」と話し、試合直前の最終チェックを重視した。

 現地時間22時開始という異例のナイトゲームについては「22時は今まであまりやったことがないけど、気にせずやれれば」と冷静。負傷した久保建英が治療に専念するためチュニジア戦は帯同せず。中村はチーム状況についても「明日は消耗戦になると思うし、総力戦になる。26人いいメンバーが揃っているので」と語り、総力を挙げて勝利をつかみにいく考えを示した。

 久保不在でシャドーの組み合わせは限られるが、「誰と組んでもしっかり連係できるのは代表の強み」と強調。グループリーグ突破へ向けた大一番で、日本の攻撃陣をけん引する覚悟をのぞかせた。

(取材・文 石川祐介)