黒島結菜さん&北川景子さんが「やめてよかったこと」。ものの持ち方や育児を見直したら心がラクに
5月に公開した映画『未来』で初共演した、黒島結菜さんと北川景子さん。撮影の間にはお互いの子育ての話で盛りあがるなど、現場でのおしゃべりを楽しんでいたそう。そんなおふたりに、これまでの暮らしで「手放してきたこと」、そして作品づくりを通じて「手放そうと思ったこと」を伺います。

つらい現実を描きながらも、ラストに「不思議な救いを感じた」

おふたりが最近、“やめたこと”について尋ねると、家事や育児をするなかで手放したことを話してくれた北川景子さん。そのお隣で黒島結菜さんは、時折相づちを打ちながら笑顔で先輩ママの話に耳を傾けています。映画『未来』で初共演したおふたりは、撮影の合間にもおしゃべりを楽しんでいたのだそう。
北川景子さん(以下、北川):お互いの子どもの話をしたり、私のおかしな話につき合ってくれたり(笑)。
黒島結菜さん(以下、黒島):苦しい描写が多いお話なんですけど、現場の空気はけっして暗くはなかったんですよね。
『未来』が描くのは、貧困や虐待など、過酷な環境の中で生きる人たちの姿。本作で黒島さんは、複雑な過去を抱えながらも、彼らに手を差し伸べようとする教師・真唯子を。北川さんは真唯子の教え子の母親で、過去に虐待を受け、心を病んだ文乃を演じています。
黒島:目の前でお芝居をされる北川さんの目が、本当に“ビー玉”のように見えたんです。その瞬間、『この人を救いたい!』という気持ちが湧いてきて。真唯子としての感情を引き出してもらった気がします。
北川:真唯子は、みんなの状況や思いを全部受け止める人。演じるのはすごく大変だろうなと思っていたんです。でも黒島さんは感情の体幹が強い方なのか、どんなときもニュートラル。その佇まいがすごいな、すてきだなと思っていました。
つらい現実を描きながらも、ラストに「不思議な救いを感じた」と2人が声をそろえる本作。それはこの作品を通じて、“気づき”があったからかもしれません。
「見て見ぬふり」をやめて、声をかけられる人に
北川:虐待のニュースを見るたび、気になっていたんです。でも今回、社会に相談できる場所があっても、当事者はなかなか声を上げられないんだと強く感じて。だからこそこの作品が、『もしかしたら周りにそういう人がいるかもしれない』と気づくきっかけになったらと。
黒島:私たちは、虐待されている子どもたちに対して、踏み込んでなにかができるわけじゃありません。だけど、きっと助けてくれる人がいるということを覚えていてほしいと思いながら演じていました。私自身、日常の中で『見て見ぬふり』をやめて、声をかけられる人でありたいと思っています。
おふたりの真摯(しんし)な思いは、希望となってスクリーンに刻まれています。そんなおふたりがESSE読者に向けて、暮らしや気持ちをラクにするために実践している、日常の「やめ活」についても教えてくれました。
黒島結菜さんが“やめたこと”

黒島さんのやめたことは、「メンタル」と「ものの持ち方」に関することだそう。
●メンタル
「数年前、自分の言動について深く悩みすぎて、周りに心配をかけてしまったことがあって。それを機に『考えすぎるのはやめよう。自分の直感を信じよう』ときり替えました。今は気持ちの整理も早くなり、自分の思いも徐々に伝えられるように」(黒島さん、以下同)
●ものの持ち方
「引越しを機にものと向き合い、今の自分に必要なものを厳選。『いつか使うかも』と将来のために取っておいたものも、思いきって手放したんです。ものが減ると余裕が生まれるって、本当ですね。心が軽くなり、新しいものを受け入れる余白ができた気がします」
北川景子さんが“やめたこと”

北川さんは「家事・育児」や「人間関係」で“やめたこと”があるのだとか。
●家事・育児
「なにごとも、人に頼むより自分でやった方が早いし確実だと思っていました。でも子どもが生まれ、家族に頼らざるを得ない状況に。家事や育児を1人で抱え込むのをやめたら、判断する負担が分散されて。考える人間が増えて、ラクになりました(笑)」(北川さん、以下同)
●人間関係
「『言わなくても自分の状況を理解してもらえる』と思って言葉にしないと、周りには平気そうに見えてしまうんですよね。その結果、不満がたまっちゃう(笑)。『察してくれるはず』と思うのをやめ、自分の体調や限界を具体的に伝えるようにしています」
