ル・マン24時間、深夜0時過ぎに「320km/h超え」トヨタ爆走! 迫るキャデラック…“超ロングストレート”で捉えた狂気の光景

【WEC】第3戦 ル・マン24時間(6月14日/サルト・サーキット)
現地時間13日午後4時にスタートした今年の「ル・マン24時間レース」は、8時間が経過して14日へ日付を跨ぐ。夜のサーキット、視界が限られる中で320km/hを超えるトップスピードでトヨタとキャデラックが首位争いを繰り広げるエキサイティングな一幕を捉えた。
15番手スタートのトヨタ8号車は、早めにピットへ入る作戦を駆使してトップを争う位置まで浮上。一方、キャデラックの12号車は予選2位でスタートすると、BMWの20号車やキャデラックの38号車らと首位グループを形成していた。
状況に変化が表れたのは、7時間30分を超えてコースがすっかり暗くなった時間帯にセーフティカーが出たこと。結果的に40分以上続いたセーフティカー期間を終えると、トヨタの8号車が先頭に立ち、レースをリードすることになった。
しかし、セーフティカー明けということで後続との差はほとんどない。トヨタの8号車のすぐ後方、2位と3位にキャデラックの12号車と38号車が続いている。そして、2番手を走る12号車のオンボードカメラでは、もう目の前にトヨタの8号車が見えていた。
ル・マン名物の超ロングストレート「ユノディエール」では、両車のスピード表示が「320km/h」を超えている。キャデラックが圧倒的スピードで追うと、時折、1位と2位の間に絡んでくる周回遅れのマシンを利用しながらトヨタが全力で逃げる構図で、周囲の暗さに対して各マシンのヘッドライトだけが眩しく輝き、24時間レースならでは壮観なシーンとなった。
8号車のステアリングを握るのはのブレンドン・ハートレー。かたや12号車のドライバーはウィル・スティーブンス。奇しくも元F1ドライバーの2人による真夜中の超高速バトルは、8号車がピットインするまで約40分にわたって繰り広げられた。(ABEMA『世界耐久選手権2026』/(C)WEC)
