『マイ・プライベート・アイダホ デジタルリマスター版』©2026 WBEI

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 8月7日よりシネマート新宿、シネスイッチ銀座ほか全国ロードショーされるガス・ヴァン・サント監督作『マイ・プライベート・アイダホ デジタルリマスター版』の予告編と場面写真が公開された。

参考:『マイ・プライベート・アイダホ』『ドラッグストア・カウボーイ』リマスター版連続上映へ

 1985年に映画監督デビューしたガス・ヴァン・サントは、主演にマット・ディロンを迎えた35mm長編デビュー作『ドラッグストア・カウボーイ』を1989年に発表。全米映画批評家協会賞の作品賞、監督賞、脚本賞をはじめ、インディペンデント・スピリット賞の脚本賞、撮影賞、主演男優賞、助演男優賞といった数々の賞を受賞した。1991年の『マイ・プライベート・アイダホ』では主演のリヴァー・フェニックスがヴェネチア画祭男優賞を受賞。7月には最新作『デッドマンズ・ワイヤー』が日本公開される。

 本作は、監督がアメリカで最も美しい街と語るポートランドを舞台に、フェニックスとキアヌ・リーヴスを主演に迎え、男娼として生きる2人の友情を軸にアメリカの姿を見つめ直し、家への回帰と青年の挫折と成長をファンタジックに描いた。製作から35年、今回初めてデジタルリマスター版で上映される。

 緊張すると突然意識を失ってしまうナルコレプシーという奇病を抱えるマイク(リヴァー・フェニックス)は12歳の時に母親に捨てられて故郷のアイダホを離れ、ポートランドの路上で体を売って暮らしている。スコット(キアヌ・リーブス)はポートランド市長の息子で何不自由なく育ったが、家庭に温かさを感じられず、家を出ている。街で出会った二人は、マイクの母をイタリアに訪ねるなど行動を共にするが、やがてそれぞれの道を進んでいく。

 予告編は、ナルコレプシーという突然意識を失ってしまう病を抱えるマイク(リヴァー・フェニックス)がはるか遠くに続く道で「どこかは道路でわかる。前にも来て、やはり途方にくれた」と語る印象的なシーンで始まる。故郷のアイダホを離れて、生きるために体を売る生活。本当は裕福な家庭出身だが、同じような生活をおくる仲間の一人であるスコット(キアヌ・リーヴス)との出会いは、薄汚れた世界で、ひとつの希望となった。しかし、そんな自由で享楽的な生活は長くは続かず、「おれだって普通の家族で育っていたら、きっとまともな若者に育ってた」とマイクがスコットに語るように、2人の人生はそれぞれに進んでいくこととなる。

 あわせて公開された場面写真では、路上で生きる2人の自由で無軌道な生き方を感じるシーンが切りとられている。(文=リアルサウンド編集部)