親子共演作品の再演が決定した市川團十郎さん

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歌舞伎俳優の市川團十郎さん(48)が29日、令和8年7月歌舞伎座『七月大歌舞伎』市川團十郎取材会に登場しました。再演を決めた理由や、10歳の時に胡蝶の精(こちょうのせい)を演じた際の思い出を話しました。

今回、2026年1月に新橋演舞場で上演されていた九世・團十郎が選定した新歌舞伎十八番の内『春興鏡獅子(しゅんきょうかがみじし)』の再演が決定。團十郎さんが小姓弥生後に獅子の精を、ぼたんさんと新之助さんが胡蝶の精(こちょうのせい)として同じ役を勤めます。可憐(かれん)な小姓弥生と、獅子の精のダイナミックな踊りが魅力の舞踊作品です。

■再演を決めた理由「弱いところつけ込まれてやることになっちゃった」

今回の再演について「僕、断ったんですけどね…。1月演舞場でさせていただいて、演舞場でやったんで、もういいじゃないかと思ったんですけど。なんかやったらって言われて“いや、やめときます”でも“やりましょう”と、“いやでも1月やったけど”みたいな。“歌舞伎座ですけど”、いや“150mしか違わない”そんなやりとりはしたんですけど。正直そのせっかくですからってことで。あとまぁ僕、子どもに弱いじゃないですか。“ぼたんさんが歌舞伎座立てますから、ぜひ同じメンバーで”って。“あ、そうかな”ってまぁその弱いところつけ込まれてやることになっちゃった」と再演の裏側を告白。

しかし、「僕的にはやっぱり遠慮しようかなと思いました。近いですからね。でもまぁ時代の流れ早いんですぐ忘れちゃうでしょ、みんな。忘れちゃうから、1月何やったかみんな覚えてないと。だからまぁいいかなと思いますね」と笑顔で話しました。

■10歳の頃の思い出を振り返る

この演目の胡蝶の精(こちょうのせい)を10歳のときに演じていた團十郎さん。思い出を聞かれると「あの時だとちょうど7代目の菊五郎のおじさんが弥生で、いまの8代目と私とで胡蝶をっていうことで、彼とどれくらいだろうな、半年ぐらいかしら。六本木にある、その当時の藤間宗家へ2人で通ってね、ずっと夏場から冬場にかけて稽古しまして。青春でしたね。あのときまだ10歳ぐらいだったので。本当に学校も一緒でね。一緒に学校からバス乗って、稽古場行って、稽古してたなって思い出があって」と当時を振り返りました。

そして「ちょうど昨日ね、仕事で通ったんですよ、その六本木の稽古場の前。いまあの『EX THEATER』になっちゃってる。時代の流れって変わるなって。あの当時はバス停止まると薬局があってね。薬局の前で2人でオロナミンCとか買って。で、稽古行こうって稽古行って。帰ってくるとファイブミニ飲んで。坂下りてきて2人でラーメン食べて、ギョーザ食べて。でお手伝いさんが来てくれるんで、10歳ですからね。帰って行くっていうような。そんなことをしてて、思い出多いですよね。楽しかったと思う」と語りました。