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28日、東京都内で強盗事件と窃盗事件が相次いで起きました。葛飾区ではおよそ2キロの金塊が奪われ、襲われた4人がケガをしました。八王子市では4億円から5億円の現金が盗まれたと被害の申告があったということです。いずれも犯人は逃走中です。

■現場近くの防犯カメラに…男性が襲われる様子

日本テレビが入手した強盗事件が起きた現場近くの防犯カメラの映像には、バッグを持った男性が襲われ、白い服を着た人物がそのバッグを持って走り去る様子が記録されていました。路上に倒れている人の姿あり、何人かの人物が走り去った後、何度も起き上がろうとする様子も映されていました。

別の現場近くに設置された防犯カメラが捉えていたのは……、

「おらー」

声が聞こえてからおよそ20秒後、先ほどの映像と同じような服装をした人物が走り去っていく様子です。

■葛飾区の路上で金塊奪われる強盗事件

規制線が張られ、ものものしい雰囲気に包まれたのは、東京・葛飾区の住宅街です。

多くの警察官がかけつけ、被害者でしょうか、手当てを受ける人の姿がありました。

上空から見ると、用意された担架の近くには2人の人物が確認でき、1人は身ぶり手ぶりで警察官らと話しているのが分かります。

捜査関係者によりますと、28日午後2時前、男性4人が金の取引のため路上に集まっていたところ、3人組の男に金塊が奪われる強盗事件が発生しました。

■“催涙スプレー”かけられ…暴行も 男3人組は逃走

現場は東京・葛飾区のJR新小岩駅からおよそ270メートル離れた場所。近くには運動場があり、学校などが立ち並ぶ住宅街です。

110番通報(午後2時前)
「コラッと声が聞こえてベランダから見たら、カバンを男同士で取り合っていた」

事件当時、声が聞こえたという人は…

近所の飲食店
「(店の)仕込みに入って5〜6分しないくらいに『コラー』みたいな大声が聞こえて、なんかあったのかと思ったが、痴話ゲンカかと思って仕込み続けてたら、救急車・パトカーが来るので外見てみたら(男性が)顔にケガしてて」

目撃者
「『痛い』と声が聞こえて。30〜40くらいの(男性)。片方は出血していて」

──どこから?

目撃者
「左頭あたり。救急車で運ばれていった。もう1人が催涙スプレーをかけられたらしくて顔が真っ赤になっちゃっていて 」

捜査関係者によりますと、4人の男性は、金の取引のため路上に集まっていたところ、3人組の男のうち、1人が現れ、話していると残る2人が現れ、突然、催涙スプレーのようなものをかけられたといいます。

その後、男性らは殴る・蹴るの暴行を受け、2キロほどの金塊が入ったリュックサックごと盗まれ、男3人は駆け足で現場から東側に向かって逃げたといいます。

襲われた4人はいずれもケガをしていて、1人は病院へ搬送されましたが、ケガの程度は分かっていないということです。

■“奪われた金塊” 約5200万円〜5300万円相当か

奪われたという重さ2キロほどの金塊。換算すると、およそ5200〜5300万円相当の価値があるといいます。(※金1グラム2万6000円で計算)

防犯カメラに映った人物は、右手に黒い袋のようなものを持っています。この中に奪った金塊が入っているのでしょうか。

■事件前に“普段見ないような人を見た”との証言も

取材を進めると、事件が起きる前、周辺で普段見ないような人を見たという証言も得られました。

近所の住民
「2人男の人がいたんですけど、駅の方からもう1人男の人が合流して3人で『こんにちは』って話していて、割とフランクな感じの格好をしている方たちで、がたいも大きい感じだったので、こういうところで待ち合わせすることあるのかなって」

3人組の男は、28日午後11時現在も逃走を続けています。

■八王子市では…「貸金庫がこじ開けられている」と通報

同じく都内の、50キロ近く離れた八王子市では高額窃盗事件も起きました。

捜査関係者によりますと、28日午前、110番通報がありました。

従業員からの110番通報(午前9時前)
「貸金庫がこじ開けられている」

現場はJR八王子駅前の繁華街、ビルの地下1階にある会員制の貸金庫です。

被害にあったという男性が事件後に撮影した写真。金庫の中には封筒や資料しか残っておらず、ロッカーにはこじ開けられたような形跡があるのが確認できます。そして、ドアをロックする金具のような部分が曲がっているのも分かります。

捜査関係者によりますと、フロア全体が無人の貸金庫になっていて、900個ほどある金庫のうち、2つが工具でこじ開けられた状態だったといいます。

■被害にあった男性「ぼう然」

写真を撮影した男性は…。

被害にあった男性
「ぼう然としてましたね」

──被害はどのくらい?

被害にあった男性
「現金ですね。結構な額が入っていたので」

──札束で入っていたのか?

被害にあった男性
「そのまま紙袋に入れていた。封筒とか」

現金を失ったという男性。

捜査関係者によりますと、被害にあった人は2人いて、もう1人の被害者の男性もロッカーに現金4億円から5億円を入れていたと説明しているということです。

■金庫にたどり着くまで「3つのカギ」

また、金庫にたどり着くまでには3つのカギが必要で、1つ目が地下に入るカードキー。2つ目が金庫室に入るカギ、3つ目が金庫自体を開けるカギです。

金庫自体はこじ開けられていましたが、1つ目と2つ目にはこじ開けられたような痕跡はなく、正常に開けたとみられるということです。

2024年12月、今回の窃盗事件のあった貸金庫を「news zero」が取材した時の映像をあらためて確認すると、まず分厚いトビラがあって、その中でカギをタッチすると次のドアがスライドして開く造りになっていました。その先にはずらっと引き出し型の金庫が並んでいて、このフロアに今回被害にあったロッカーもあるといいます。

男性もセキュリティーについては。

被害にあった男性
「(警備会社の)カードで入って、自分の金庫のカギで開けて、中に入って金庫もカギで。何時に誰が入ったかは分かると思います。(夜の)0時に金庫の鉄扉が閉まるので(夜の)0時以降は入れない。あとは基本的に入れる。結構な頻度で行くけど、ほかの人と会ったのは1回か2回」

   ◇

貸金庫内に設置された防犯カメラには複数の人物が映っていて、帽子やフードなどを身につけて顔が隠れるようにしていたといいます。複数の人物は車で逃走したとみられていて、警視庁は行方を追っています。

(4月28日放送『news zero』より)