47歳SEに突きつけられた「ボーナスなし」の絶望→徹夜と休日出勤の果て、100日後に退職をもぎ取るまで【作者に聞く】

【漫画】本編を読む→100日後に退職するまで
ソフトウェア開発の現場は、常に時間とエラーとの戦いだ。テストを繰り返しては修正を重ね、タイトな納期という精神的プレッシャーに耐え忍ぶ。ネットサービスの開発・運営会社でサーバー側のソフトウェア開発に携わっていたTOME(@tome_ura)さんも、そんな過酷な日々を送るシステムエンジニア(SE)のひとりだった。2026年4月現在、IT業界のみならず多くの社会人から熱い視線を集めているのが、TOMEさんの実録漫画『100日後に退職した47歳』だ。
■「アプリを作るより発信できる」。趣味の練習から始まった漫画が、現実の人生を変えた瞬間



もともと趣味や副業でゲームアプリ開発をしていたTOMEさんだが、多忙な本業の合間にリリースすることの難しさを痛感していた。そんなとき、Xで見かけたシンプルなエッセイ漫画に刺激を受け、お絵かきアプリでの練習をスタートさせる。「練習のつもりで会社での出来事を描いたのですが、『100日後に退職する47歳』というタイトルで上げた日にいきなり拡散されて驚きました」とTOMEさんは振り返る。
漫画が進むにつれて現実の転職活動も本格化し、70日目付近を描いているときには、実際に退職が確定していたという。物静かな自身の性格と、根性論で問題を解決しようとする職場の「体育会系」な空気とのミスマッチ。そして、正当に評価されていないという虚しさ。それらが積み重なり、TOMEさんを新たなステージへと押し出したのだ。
■「競技プログラミングをやっておけ」。47歳でスタートアップへ転職したSEが説く、生き残るための武器
現在は知人の紹介でスタートアップ企業へ転職し、再び開発の最前線に立つTOMEさん。新しい技術が次々と生まれる業界で生き残るためには、常に学び続ける姿勢が欠かせない。「最近はAI関連の技術がすごい勢いで発展しているので、置いていかれないように頑張っています」と語る。
転職を考える同業者へのアドバイスを求めると、返ってきたのは「競技プログラミングをやっておきましょう」という極めて具体的な答えだった。その理由は、漫画を読み進めれば納得のいく形で描かれている。前職の人間関係に未練がないわけではないが、待遇面ではボーナスを除けば現職の方が良いという。TOMEさんの挑戦は、年齢を理由に諦めかけている多くの人々に、「スキルを磨き続ければ道は開ける」という希望を届けている。
■取材協力:元アプリ開発者47歳(@tome_ura)
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