20代だと、「転職回数3回以上の人はお断り」と、何度も転職している人はあっさりと足切りされてしまうのに、40代になると逆に「転職経験ゼロの人はなるべく雇いたくない」と敬遠される対象になるのは、なかなか皮肉なものです。

 この状況を避けたいと思うのであれば、やはり、一刻も早く、まだギリギリ間に合ううちに「転職経験」を積んでおくしかありません。

 黒字決算が何年も続いていても、過去最高益を記録していても、大規模なリストラを断行する会社が次々に出てくる時代です。

「うちの会社は大丈夫」なんて思ったまま50歳を過ぎると、今度こそ本当に転職は不可能になってしまいます。

〈文/安斎響市〉

【安斎響市(あんざい・きょういち)】
1987年生まれ。日系大手メーカー海外営業部、外資系大手IT企業の事業企画部長などを経て、2023年に独立。「転職とキャリア」をテーマに、書籍、note、Xなどで発信している。著書に『転職する勇気』(育鵬社)、『私にも転職って、できますか?』『すごい面接の技術』『正しいキャリアの選び方』(以上ソーテック社)、『転職の最終兵器』(かんき出版)、『note 副業の教科書』(ぱる出版)、『転職は待ちが9割』(ソシム)、『1%の気くばり』(大和書房)など。