立正大の怪物1年生・高田庵冬、5戦4発大暴れ!「直球が来る」狙い通り神宮席巻1試合2発
◇東都大学野球春季リーグ戦第2週第2日 立正大 6―3 国学院大(2026年4月15日 神宮)
2回戦3試合が行われ、10季ぶりに1部復帰した立正大の高田庵冬(あんと)内野手(1年)が2本塁打3打点を記録した。5試合4本塁打のスーパー1年生の活躍などで、国学院大を6―3で下して1勝1敗に持ち込んだ。亜大は東洋大に11―2で連勝し、青学大も中大に5―0で連勝して、ともに勝ち点を挙げた。
末恐ろしい1年生スラッガーが大学野球の聖地に出現した。1―1の9回。右打者の高田が放った打球は逆方向の右翼席に着弾した。この日2本目のアーチは、最終盤での一時勝ち越し弾だ。
高めの直球に対しても「ボールにスピンをかけて、後半の打球の伸びを意識しています」と打球が伸びるように上から叩いてスピンをかけた。だから飛距離が出る。25年夏の甲子園を含め、通算32本塁打を記録した仙台育英時代から続ける意識を新天地でも体現した。
幕開けも特大アーチだった。2回2死から直球をバックスクリーン右へ。「前の打者に変化球が抜けていたので自分には絶対直球が来る」との狙い通りで、会心の先制弾だった。配球を読みチームを勢いづけた一発を「ベストの打席と感じている」と振り返った。
昨秋はドラフト指名漏れした右の長距離砲が1試合2発と大暴れした。5試合目で4発の量産ぶりが光る。1950年以降、同リーグで1年春に4本塁打したのは1993年の東洋大・今岡誠(元阪神など)、2021年の青学大・佐々木泰(現広島)でビッグネームに肩を並べた。
憧れは巨人からブルージェイズに移籍した岡本。「広角に強い打球が打てて、守備も凄く軽快。自分は打つだけですから」と三塁の守備力強化にも取り組んでいく。チームは9回に同点に追いつかれたが、延長10回に3点を奪って勝利し1勝1敗のタイに持ち込んだ。「自分の形を意識した上で結果を出して、チームの勝利に貢献していきたい」と道筋を定め、将来的なプロ入りを目指す。 (伊藤 幸男)
◇高田 庵冬(たかだ・あんと)2007年(平19)12月12日生まれ、滋賀県彦根市出身の18歳。小1で野球を始め、多賀少年野球クラブに所属。彦根南中時代は滋賀野洲ボーイズでプレー。仙台育英では1年春に初のベンチ入り。高校通算32本塁打で公式戦では7本塁打を記録。うち1本は25年夏の甲子園2回戦の開星戦で放った。1メートル82、90キロ。右投げ右打ち。
▼国学院大・鳥山泰孝監督(立正大・高田に2本塁打され)素晴らしい打者。東都にまた一人魅力的な選手が出てきた。
