不安定な原油の流通 苦渋の決断 温泉施設では日帰り入浴を一時休止に 影響広がる【長野】
アメリカのトランプ大統領は13日、アメリカ軍がホルムズ海峡の封鎖措置を開始したと明らかにしました。
いまだ不安定な原油の流通により、温泉施設では日帰り入浴が休止となるなどの影響が出ています。
リポート
「佐久市内のこちらの施設、入口にはこのように『日帰り入浴一時休止のお知らせ』とあります」
佐久市にある「スパリゾートのぞみサンピア佐久」。平日はおよそ150人、休日は250人以上が利用する温泉施設ですが、4月8日から日帰り入浴を休止せざるを得ない事態となりました。
「燃料供給の安定が見込まれないので温泉(のボイラー)を止めたんです」
こちらの温泉は源泉が28度と低いためボイラーを使って温める必要があります。そのため1日におよそ300リットルの重油を使わなければなりません。
しかし…
スパリゾートのぞみサンピア佐久 岸田利明部長
「5社の入札を石油会社から月に25日締めで行っていて、(今月)7日に入札した業者さんから『いよいよ(重油が)手に入らない。値段はともかく納入することができない』という情報が入りまして、止められるボイラーは温泉だったという状況」
苦渋の決断をしたのはある切実な理由があります。
ウェルハウスのぞみサンピア中澤秀徳 施設長
「やはり考えとしては入居者様の生活を維持することが一番と考えまして、日帰り温泉を休止するという判断に至りました」
この施設は有料老人ホームなども入る複合施設で、入居者用の風呂や食事の調理などに1日およそ500リットルの重油を使用します。
重油を節約しながら老人ホームなどの運営をするため、日帰り入浴の休止を決めました。
ウェルハウスのぞみサンピア中澤秀徳 施設長
「毎日ご自分のお風呂のように使っていただいてる近隣の方ですとか、そういった方に頭を下げながら『当面の間休止させていただきます』ということがつらいところですね。本当に重油を入荷したい。燃料がないことには運営ができませんから。」
施設では今後、状況を見ながら限定的に日帰り入浴の再開を検討しています。
