「プレミアのクラブよ、彼のクオリティを見たか」イングランドを翻弄した13番、W杯に南野拓実が間に合っても…ベンチに置いておくのはもったいない
もし故障離脱中の南野拓実が北中米ワールドカップに間に合わなくても、この男がいればカバーしてくれるのではないか。いや、むしろ南野が戻ってきてもベンチに置いておくのはもったいない。そう思わせてくれるほど、イングランド戦の中村敬斗は圧巻だった。
日本代表は現地3月31日、ウェンブリー・スタジアムでFIFAランキング4位の強豪イングランドと対戦。23分に見事な連係から三笘薫が先制点を奪うと、その後も防戦一方になることなくチャンスを創出し、終盤は粘り強い守備で1点を守りきり、聖地で歴史的勝利を挙げた。
試合開始直後にも、果敢な突破でチャンスを作り出した背番号13は、後半にも巧みなフェイントから決定的なシュートを放つなど、イングランドを翻弄。とにかくキレていた。
守備でもよく戻って奮闘し、一度、マークが曖昧になってところでピンチを招いたシーンがあった以外は、左サイドを死守した。
中村の左ウイングバック、三笘の左シャドーがここまで機能するなら、本大会でも使わない手はないだろう。
正直、このレベルの選手がフランス2部でプレーしているのは、イングランド側から見ても驚きだろう。
「プレミアのクラブよ、彼のクオリティを見たか」
思わず、そう言ってしまいたくなった。この一戦だけで、プレミアクラブの関心は間違いなく高まるだろう。その市場価値は、W杯後に、とんでもない額になっているかもしれない。
取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)
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