北京に拠点を置くAI企業のZ.aiがAIモデル「GLM-5」を2026年2月12日に発表しました。GLM-5は複数のベンチマークでGemini 3.0 ProやGPT-5.2を超えるスコアを記録しており、エージェントとしてWord文書作成などの事務処理を実行することもできます。また、モデルを無料でダウンロード可能なオープンモデルとして公開されている点も特徴です。

GLM-5: From Vibe Coding to Agentic Engineering

https://z.ai/blog/glm-5

GLM-5は総パラメーター数7440億、アクティブパラメーター数400億のAIモデルです。slimeと呼ばれる独自開発の強化学習フレームワークを用いることで学習効率が大幅に向上しており、2025年12月に登場したGLM-4.7と比べて推論やコーディングやエージェントタスクの能力を引き上げることに成功しています。

「GLM-4.7」「GLM-5」「Claude Opus 4.5」「Gemini 3 Pro」「GPT-5.2(high)」の各種ベンチマークスコアを並べた図が以下。GLM-5は複数のテストでGemini 3 ProやGPT-5.2(high)を上回っています。



GLM-5は複雑なエンジニアリングタスクや長期的なエージェントタスクに対応できるように設計されています。「GLM-4.7」「GLM-5」「Claude Opus 4.5」のエージェント性能を比較した結果、GLM-5はクローズドモデルであるClaude Opus 4.5に匹敵する性能を示しました。



以下は「自動販売機を1年間運営する」という仮想タスクで長期的なエージェント能力を測定するVending-Bench 2の結果をグラフ化したもので、横軸がテスト内での経過時間、縦軸が仮想自動販売機の収益を示しています。GLM-5はGPT-5.2を上回る収益を達成しています。



第三者機関のArtificial Analysisが実施したテストの結果が以下。インテリジェンス性能を比較するテストではGPT-5.2 Codexを超えています。



エージェント性能ではGemini 3 Pro Preview(high)やGPT-5.2 Codex(xhigh)を超える性能を示しました。



コーディング性能でもGPT-5.2 Codex(xhigh)を上回っています。



GLM-5はコーディングタスクだけでなく文書の作成などの事務タスクも実行できます。Wordで文書を作成するタスクでは、ただ文章を入力するだけでなくフォント変更や図表の挿入によって見栄えのいい文書を作成できます。



図表を含む株式レポートを作成してPDFファイルとして出力することも可能。



Excelも操作できます。



GLM-5はZ.aiの有料サブスクリプションプランであるGLM Coding Planの加入者向けに段階的に展開されます。また、OpenClawのエージェントとして使用するためのガイドも用意されています。

GLM-5のモデルデータをHugging FaceやModelScopeからダウンロードすることもできます。ライセンスはMIT Licenseです。

zai-org/GLM-5 · Hugging Face

https://huggingface.co/zai-org/GLM-5

GLM-5 · 模型库

https://modelscope.cn/models/ZhipuAI/GLM-5

FP8に量子化したバージョンも配布されています。

zai-org/GLM-5-FP8 · Hugging Face

https://huggingface.co/zai-org/GLM-5-FP8

GLM-5-FP8 · 模型库

https://modelscope.cn/models/ZhipuAI/GLM-5-FP8