『大人のおしゃれ手帖』2026年1月号(宝島社)

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 『大人のおしゃれ手帖』(宝島社)による第3回「更年期川柳」の作品の受賞作が発表された。

【画像】「更年期川柳」が発表された『大人のおしゃれ手帖』

 『大人のおしゃれ手帖』は、第3回「更年期川柳」の作品を2025年8月1日(金)から9月30日(火)まで募集。審査委員長はアンミカが務め、昨年の約2倍で過去最高の5307作品から受賞作を決定した。

「更年期川柳」とは、『大人のおしゃれ手帖』の人気企画。更年期症状は多くの人が抱える問題でありながら、友人同士でも話題にしにくく、情報交換や気晴らしができる機会が少ないことに危機感を感じた『大人のおしゃれ手帖』編集部が「皆で共有しやすい世の中にするきっかけを作りたい」「モヤモヤを言葉にして吹き飛ばし、少しでも前向きな気持ちで更年期を過ごしてほしい」という思いで発案した公募賞となっている。

 3回目となった今年は、生成AIや大阪・関西万博といった社会的関心ごとを題材にした句のほか、物価高騰を背景に「古古古米」など身近な暮らしをユーモラスに詠んだ作品も目立ち、社会情勢を反映した傾向となった。

 11月18日(火)には『大人のおしゃれ手帖』主催、第3回「更年期川柳」の授賞式と更年期の症状やエピソードについて語るトークイベントが開催された。会場には受賞者と読者30名を招待。受賞者たちは句に込めた思いや、これからのことについて語った。当イベントでは審査委員長を務めたアンミカのトークのほか、YouTubeチャンネル「まえあきchannel」でおなじみのスポーツトレーナー前田昌希のイベントも実施。

 第3回「更年期川柳」は『大人のおしゃれ手帖』2025年1月号(12月5日発売)で特集される。授賞式の模様も紹介。

■入賞作品金賞   旦那より AIある励まし 目が潤む けんちゃん(女性・62歳)銀賞    初期化したい アプデもしたい わが体調 ちゃぴこ(女性・42歳)銅賞    症状は 万博共通 博覧会 ひさきち(女性・47歳)特別賞   古古古米? いいえ私は てんてこまい ラベンダー(女性・50歳)編集長賞 揺れ動く  心の声を 聞き管理 ああ言えばこう裕子(女性・75歳)パナソニック賞 一時すぎ  寝られず二時越え もう惨事 りっくん(女性・43歳)

■佳作職場での 話題をさらう 推しサプリ     お局に 体験聞いて 距離縮む朝起きて 更年期ガチャ 今日はどう?   更年期 汗拭くタオルは 推しカラー          この夏は 田んぼ渇水 顔洪水        血行が 良くなるツボの 押し活しAIも 勝てぬ家族の 温かさ          更年期 社内規則じゃ 蚊帳の外

■『大人のおしゃれ手帖』編集長 橘 真子コメント第3回となる今回は、5307作品もの川柳が寄せられ、「更年期」にまつわる様々な情報が社会に浸透し認知が向上している様子がうかがえました。そんななか、傾向として際立ったのが「AIの活用」と「制度への提言」でした。金賞作品のように、チャットAIに相談したり、情緒不安のはけ口にするなどの利用が見受けられたほか、「生理休暇はあるのに更年期休暇がない」「休むことを容認する制度がほしい」など、制度の整備を求める作品が多く寄せられました。更年期の女性をとりまく状況が広く知られるようになり、社会からの回答として「制度の整備」を望んでいる様子がうかがえました。『大人のおしゃれ手帖』では、今後も時流を捉え、女性をとりまく課題を発信していきます。

(文=リアルサウンド ブック編集部)