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山形県内でもキノコ採りのシーズンがはじまりました。自分で採りに行く人もいれば親戚や友人などからキノコをもらう人もいることでしょう。

【写真を見る】毒キノコの見分け方を専門家に聞く 身近なキノコの中に潜む "ソックリ" な毒キノコとは?「焼いたら大丈夫」「干したら大丈夫」は迷信 身を守るために大切なこととは

こうした中、注意したいのが毒キノコによる食中毒。誤って食べてしまえば最悪の場合、死に至るケースも・・・

そこで、間違いやすい毒キノコの見分け方について専門家に聞きました。

こちらのキノコは食用のキノコであるヒラタケ。ですが、実はこの中に「毒キノコ」が1つ潜んでいます。みなさんわかりましたか?

毒キノコはこちらの「ツキヨタケ」です。ヒラタケと同じように生えていて、見た目もそっくり!これは注意が必要です。

県内では過去10年で毒キノコの食中毒になった人は60人確認されています。直近の3年では、一昨年に2件の毒キノコによる食中毒が発生。

去年は確認されず、今年もいまのところ確認されていませんが注意が必要です。

■特に注意!「ツキヨタケ」

そして、毒キノコによる食中毒で特に注意が必要なのが「ツキヨタケ」によるものの。

県内で確認された毒キノコによる食中毒では、なんとおよそ7割が「ツキヨタケ」によるもので、被害が突出しています。

そんなツキヨタケに似ているキノコは?

県食品安全衛生課 佐藤敬子 食品衛生企画専門員「よく言われているのがムキタケ・ヒラタケ・シイタケなどといわれている」

私たちになじみのあるキノコにそっくりなのです!

■見分けるポイントは?

では、有毒のツキヨタケを見分けるポイントはどこなのでしょうか。

県食品安全衛生課の佐藤専門員によると、ツキヨタケは石づき部分(キノコの柄)をタテに裂くと芯の部分に黒褐色のシミがみられるとのこと。

食用のムキタケやヒラタケにはこのような「シミ」は見られませんが、有毒のツキヨタケは中にシミがあるのが特徴です。

しかし、切ったら必ずわかるわけではありません。

県食品安全衛生課 佐藤敬子 食品衛生企画専門員「ものによってはシミ自体も薄くなっていたり、見分けができないものがあるといわれているので、やはりわかりづらい」

見分けができないものは、より一層注意が必要です。

■他にも気を付けたいキノコが!

ツキヨタケの次に間違いやすいといわれているのがクサウラベニタケです。ウラベニホテイシメジ、ホンシメジなどと似ています。

佐藤専門員は「クサウラベニタケは茎が長細く、中が空洞になっている」と話します。

ただしこちらも、なかには茎が太く中が空洞でないものもあるということで、注意が必要です。

県食品安全衛生課 佐藤敬子 食品衛生企画専門員「にわか仕込みの知識で採ってきて、食べてしまうということで食中毒が発生していることが多いと思うが、前に採った記憶があって同じようなものだと勘違いして食べていう方もいらっしゃいますし、もらったきのこで食中毒になる人も大勢いる」

■「焼いたら大丈夫」は迷信!

毒キノコは、誤って食べるとおう吐や腹痛、下痢などの症状が出ます。また、過熱しても乾燥させても塩漬けにしても毒が消えることはありません。

「焼いたら大丈夫」「干したら大丈夫」は迷信なのです。

佐藤敬子専門員は、食べられるキノコと確実に判断できない場合に大事なこととして、次の3つをあげています。それは、

・採取しないこと ・食べないこと ・人にあげないこと です。

自分を守るため、大切な人を守るためにも、安易な行動をしないよう気を付けたいものです。