MS-DOS用テキストエディタとして人気を博した「VZ Editor」が、最終更新から30年を経てオープンソース化し、ソースコードやイメージファイルがGitHubで公開されました。

GitHub - vcraftjp/VZEditor: MS-DOS Text Editor

https://github.com/vcraftjp/VZEditor





VZ Editorは、プログラマの兵藤嘉彦(c.mos、Xでは@c_mos)氏が1987年にPC-9800シリーズ向けとしてリリースした「EZ Editor」を改良し、ソフトウェア販売を行っていたビレッジセンターから1989年に発売されました。特徴の1つに、当時の高機能なテキストエディタとしては破格の9800円という価格設定があり、国産テキストエディタの王者だったMIFESの牙城に食い込みました。

しかし、MIFESがWindowsに対応したのに対して、VZ EditorはWindows対応はせず、1994年リリースのバージョン1.6で更新を終了しました。

それから30年を経て、この最終バージョンである「VZ Editor バージョン1.6」のソースコードがGitHubで公開される運びとなったというわけです。公開にあたり、ビレッジセンターの社長だった中村満(v.c.)氏の快諾を得られたとのことで、兵藤氏は謝辞を述べています。

GitHubで公開されているのはPC-9800版&J-3100版のマスターディスクや、DOS/V版&AX版&PS/55版&US版のマスターディスク、当時のマニュアル、エミュレータ用のFDイメージファイル、当時PC Power誌で連載された「楽しいプログラミング」などです。

GitHubのページで案内されていたとおり、DOSエミュレーター「DOSVAXJ3」でFDイメージファイルをマウントするとVZ Editorが起動可能です。



マニュアルや「楽しいプログラミング」はマークダウン形式ファイルとなっていて、メモ帳やテキストエディタでも閲覧が可能です。



なお、VZ Editorにはユーザー有志により多数のマクロが作成され、作者と連絡が取れないとの理由で掲載は見送られていますが、後日掲載するときのために「Macros」フォルダーが準備されています。