25日、静岡県で開催された馬術大会に出席された佳子さま。選手に熱いエールを送られた

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 7月25日、佳子さまは『全日本高等学校馬術競技大会』ご臨席のため、静岡県を日帰りで訪問された。

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開会式で選手たちにエールを送った佳子さま

「開会式では“努力の成果を存分に発揮できるよう応援しています”と選手たちにエールを送られました。同大会へのご臨席は、今回で6度目。最初に出席されたのは'15年で、当時佳子さまは20歳でした。成年皇族として初めて公の場でおことばを述べられたのが、馬術大会でしたから、佳子さまにとって、思い出深い行事なのではないでしょうか」(皇室ジャーナリスト、以下同)

 冒頭のご観戦の後、静岡がんセンターの小児病棟を視察された。

「入院している子どもたちと交流されたのですが、その際、佳子さまに“おやつ大好き!”と話しかけた子どもがいて、それに対し、佳子さまが“おやつおいしいよね”と笑顔で返答されたことで、和やかな雰囲気となりました」

 国内外の公務に精力的に取り組んでおられる佳子さま。そんな多忙を極めるプリンセスの結婚事情に、注目が集まっている。

「きっかけとなったのは、昨年6月に判明した“ひとり暮らし騒動”です。'22年、秋篠宮邸の改修工事が終了しましたが、新居には佳子さまの私室が設けられず、仮住まい先として使用された御仮寓所(現在は分室)におひとりで残られていたのです。これについて、秋篠宮さまが“結婚後、家を出ていくことを見越してのこと”と説明されたことで、“佳子さまのご結婚が近い”と囁かれるようになりました」

 ご結婚の注目度が高まっている理由はほかにも。

「姉の眞子さんが小室圭さんと結婚したのは30歳のときです。佳子さまも、今年12月に30歳を迎えられますから、結婚に向けた動きがあるのではとの見方が強まっています」

噂の御曹司は完全否定

 しかし、実際は難航しているようだ。

 今年7月、お相手の最有力候補として挙げられていた島津家のご子息が、本誌の取材に応じ、佳子さまとの結婚の可能性について「100%ない」と断言。さらに、お相手候補として取り沙汰されたことについても「困っている」と胸中を明かしたのだ。

「この男性は、旧華族の家柄で、年齢は佳子さまの1つ上。結婚相手として家柄や年齢がふさわしいだけでなく、佳子さまと同じ時期に学習院に通っていたこともあり、本命のお相手と囁かれていたのですが……」

 噂の御曹司が佳子さまとの結婚の可能性を完全否定したことで、結婚は遠のいたかのように思えた。しかし─。

佳子さまは現在、お付き合いされている方がいらっしゃると伺っています」

 そう語るのは、長年秋篠宮家と交流のある関係者。さらにこう続ける。

「しかし、その方は内親王のご結婚相手として、ふさわしいとは言い切れない面があるようで、秋篠宮ご夫妻はふたりの結婚に反対の姿勢を示しておられます。一方の佳子さまは、その方との結婚を強く望まれているようで……」

 ご両親の猛反対をよそに、佳子さま結婚を突き進めようとされるのには、皇室ならではの理由があるようだ。

「一般人にとって、皇族は特別な存在です、そのため、“結婚するのはハードルが高い”と考える人がほとんどでしょう。そのことを皇族の方々もわかっておられます。ですから、佳子さまを含む皇族のみなさまは“機会を逃したら次がない”という認識をお持ちなのだと思います」(同・秋篠宮家関係者)

眞子さんの結婚強行

 両親や国民から、反対の声が上がってもなお、眞子さんが小室さんとの結婚を強行したことは記憶に新しい。その背景には、“相手に逃げられたら終わり”という焦燥感があったのかもしれない。

「圭さんの母・佳代さんの金銭トラブルが発覚して以降、秋篠宮ご夫妻は、ふたりの結婚に反対の姿勢を示されるようになりました。それでも、眞子さんが結婚の意を覆すことはなく、最終的に、ご夫妻が娘の意思を尊重される結果となりました。しかし、ふたりの結婚は、秋篠宮家に対する批判の火種となり、その影響は現在にも及んでいます。だからこそ、ご夫妻は佳子さまのご結婚に慎重になられているのではないでしょうか」(前出・皇室ジャーナリスト)

 皇室制度に詳しい静岡福祉大学の小田部雄次名誉教授は、秋篠宮ご夫妻が、眞子さんの結婚の意思を尊重したのは悪手だったと語る。

「眞子さんの結婚を容認してしまったことは、佳子さま結婚に反対することを困難にしていると考えられます。眞子さんの結婚を認めたという前例がある以上、最終的にはご両親が折れる形にならざるを得ないでしょう。

 ご姉妹で国民の信頼や敬愛の念を裏切る結婚に踏みきってしまった場合、秋篠宮家の子女教育における能力と責任の欠如も問われ、ひいては、悠仁さまの教育についての疑問も生まれる可能性があります」

 加えて、内親王のお相手の理想像について、小田部名誉教授は次のように続ける。

「天皇陛下の妹である、黒田清子さんや、高円宮家の三女である守谷絢子さんがそうであるように、内親王や女王のお相手が必ずしも旧華族の家柄である必要はないと思います。とはいえ、おふたりのお相手は、社会からの信用度が高く、一定の社会的評価を得る職務に就いておられます。また、ご家族も相応に良識的なお家であるようです。一方で、小室圭さんの場合は、ご家族の社会的信用に大きな問題がありました。このように、皇室の特別な地位や利権を望んでいるように見えてしまうお相手との結婚でなければ、国民が反対することはないと思います」

 極秘で進む“焦燥の婚活”は、再び国民からの反発を招いてしまうのだろうか─。

小田部雄次 静岡福祉大学名誉教授。日本近現代皇室史を専門とし、『皇室と学問 昭和天皇の粘菌学から秋篠宮の鳥学まで』など著書多数