中国から帰国後、談話を発表する馬英九前総統(中央)=桃園国際空港で2023年4月7日、中央社記者葉臻撮影

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(桃園空港中央社)先月27日から中国を訪問していた最大野党・国民党の馬英九(ばえいきゅう)前総統が7日、帰国した。馬氏は桃園国際空港到着後、一つの中国に関する「92年コンセンサス」を堅持し、互いを尊重すれば、大陸(中国)と共通の政治的基礎を持ち、交流と対話を速やかに回復できるとする談話を発表した。

馬氏は、92年コンセンサスの堅持と互いの尊重が「台湾の人々の利益に最もかなう」とした上で「われわれのリーダーは引き続き台湾を危険な状況にしている」と蔡英文(さいえいぶん)総統を批判。民間の立場で引き続き努力し、台湾に真の平和と安全な未来をもたらしていくと語った。

72歳で初めて中国を訪問したことについて、中国の人々が情熱的だったことに安堵感を覚えたと話し、馬氏に同行した若者と中国の学生の交流の成果は予想以上だったと述べた。

馬氏の帰国に合わせ、空港では独立派団体が抗議活動を展開。一部のメンバーが「(馬氏が)国を辱めた」「台湾を裏切った」などと叫び、警察官によってターミナルビルの外に追い出される場面もあった。

一方、国民党の徐巧芯台北市議は観光バス3台をチャーターし馬氏の帰国を歓迎。同党の費鴻泰立法委員(国会議員)ら3議員も国旗を持って搭乗口で馬氏を出迎え、花を手渡した他、到着ロビーにも多くの支持者が詰めかけた。

(葉臻/編集:齊藤啓介)