父として2頭目の海外G1馬を輩出したオルフェーヴル(撮影:下野雄規)

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 現地時間25日、ウシュバテソーロ(牡6、美浦・高木登厩舎)がドバイワールドC(首G1)を勝利。これにより、オルフェーヴル産駒は初年度産駒がデビューした2017年から7年連続のGI競走制覇を達成した。

 オルフェーヴルは父ステイゴールド、母オリエンタルアート、母の父メジロマックイーンという血統。全兄は2009年の有馬記念(GI)をはじめ、GI・3勝を含む重賞7勝を挙げたドリームジャーニーである。

 2011年、史上7頭目となる牡馬クラシック三冠を達成し、同年の年度代表馬にも選出。通算成績はGI・6勝を含む21戦12勝で、多くのファンに惜しまれつつ種牡馬となった。

 現在は北海道勇払郡にある社台スタリオンステーションにて繋養されており、2023年度の種付料は350万円と発表されている。

 今年、シルヴァーソニックがサウジカップデーに行われたレッドーシーターフハンデキャップを勝利。同産駒の海外重賞勝利は通算4勝目となった。

【オルフェーヴル産駒が制したGI競走】
2017年 阪神JF ラッキーライラック
2018年 皐月賞 エポカドーロ
2019年 エリザベス女王杯 ラッキーライラック
2020年 大阪杯・エリザベス女王杯 ラッキーライラック
2021年 BCディスタフ マルシュロレーヌ
2022年 東京大賞典 ウシュバテソーロ
2023年 ドバイワールドカップ ウシュバテソーロ

※2022年にショウナンナデシコが制したかしわ記念、2023年ウシュバテソーロが制した川崎記念はJpnIのため、GI級競走にあたる。