『ブルーロック』潔役・浦和希が明かす「セリフ丸暗記で臨んだアフレコの裏側」
本作は、日本をW杯優勝に導くストライカーを育てるため、日本フットボール連合が ”ブルーロック(青い監獄)” プロジェクトを計画するところから物語が始まる。集められたのは300人の高校生、そして全員FW(フォワード)。299人のサッカー生命を犠牲に誕生する、日本サッカーに革命を起こすストライカーとは──?

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【大好きな作品への出演に「声優をやっていて良かった」】
――潔世一役で出演が決まったときのお気持ちは?
浦 本当に「やったーーー!!」という感じでした! オーディションの結果は電話で伝えられたんですけど、マネージャーさんは僕が叫んじゃうと思ったみたいで、最初に「浦くん、どこにいる?」と聞かれて、「今家ですけど、何ですか?」と聞き返したんですね。そうしたら、「『ブルーロック』潔世一役、決まりました」と言われて、僕「うわああああ!」って本当に叫んじゃって(笑)。
それまでもオーディションの状況について「いいところまで行っているかも」と聞いてはいたんですけど、今まではそうなっても受からないことのほうが多かったんですよね。「今回はどうにか受かってほしいな、受からないかな」という気持ちの中での一報だったので、すごく嬉しかったですね。
――そうだったんですね! 原作はもともとお好きだったんですか?
浦 僕が声優を始めた頃、『ブルーロック』の連載が始まって、たまたま読み始めたんですけど、「面白い、なんだコレ!?」と衝撃を受けました。1話から毎週欠かさず読んでいたくらい、大好きな作品でした。
なので、オーディションの話があったときに、まず「あの『ブルーロック』が受けられるんだ!」と思いながらテープオーディション、スタジオオーディションと進んでいって掴んだ役だったので、運命を感じましたね。こうやって好きな作品に出られて、本当に声優をやっていて良かったなと思いました。
――それほど大好きな作品だったら、オーディションのとき、すごく緊張されたんじゃないですか?
浦 もう目も当てられないくらい、めちゃくちゃ緊張していました(笑)。
今でも覚えているのが、スタジオオーディションの最初に、ミキサー室に挨拶に行くんですけど、ブースに入るときの第一歩で思いっきりつまずいちゃって(笑)。しかも挨拶を始める前だったので、誰もつまずく瞬間を見ていなくて、ただただ恥ずかしかったですね(笑)。
――そんな漫画みたいなことが!
浦 そうなんです、本当にあって(笑)。その日は「これは落ちたな……」と思いながら帰ったことを、よく覚えています。そのあとも一週間くらい家でウジウジしていました(笑)。
(C)金城宗幸・ノ村優介・講談社/「ブルーロック」製作委員会
【アフレコで要求された「聞いた人がトラウマになるほどの強い念」】
――海渡翼(かいとたすく)さんのインタビュー時に、浦さんが第1話の台本をまるまる暗記していたエピソードをお聞きしました。
浦 そうなんですよね。でも実は、全部暗記しようと思っていたわけではないんです。はじめは「潔の感情が最初に爆発する河原のシーンだけ、台本を読まずにいきたいな」と考えていて。そこのシーンは、できるだけ自分の素直な感情を出せるようにしたいと思いながら台本を読み込んでいたら、いつの間にか全部覚えちゃって(笑)。それでアフレコのとき「もう台本要らないや!」と思って、台本無しで臨んだんです(笑)。
――それにしても1話分を全て暗記はすごいです。
浦 今日、他話数の台本を見返してみたんですけど、第1話が一番書き込みが少ないんですよね。それだけ自分の中に全部入れ込んでから臨んだ話数だったし、入れ込む時間もあった話数なので。原作の漫画自体も第1話は何回も読んでいたので、あまり覚えようとしていなくても自然と暗記できていました。それくらい僕にとって第1話は、特別な話数でした!

――アフレコの際、印象に残っているディレクションはありますか?
浦 第1話を録る前に、『ブルーロック』アニメ化発表ティザーPVの収録があったんですけど、そのときに「浦さん、殺す気でやってください」と言われて。最初は「え?」と思ったんですけど、監督から「とんでもないものがこの一言(ティザーPV中の「世界一のストライカーになるのは、俺だ!」のセリフ)には含まれています。これを聞いた人はみんな震え上がって、ただただ立ち尽くすことしかできません。それくらいの強い念を込めてください。一生トラウマになるレベルでお願いします」と説明されて、スッと納得できたんですよね。
この作品は「相手を倒す!」という爽やかなものじゃなくて、「相手をぶっ飛ばして、それで自分が一番をとる」という泥臭さや強い信念がテーマだと思っていたので、監督のディレクションもすんなり入ってきたんです。なので、僕が殺す気でやっているのを楽しく聞いていただけたらと思います(笑)!

【小野友樹さんと一緒に帰った日のエピソード】
――共演者の方との印象的なエピソードはありますか?
浦 小野友樹さんと一緒に収録があった日に、「駅まで一緒に歩きながら話そうよ」と言っていただいて、2人で帰ったことがあったんです。そのときに小野さんから「おすすめのジェラート屋さんがあるんだけど、行かない?」と言われて、心の中で「ジェラート屋さんって、小野さん可愛いな」なんて思いながら、お店に向かっていたんですけど、まさかの臨時休業でお店が閉まっていて!
結局そのあと違うお店に行って、パフェをご馳走していただいたんです。食べ終わってお店を出たあと、また駅に向かって歩いていたんですが、小野さんが急に立ち止まって「ちょっとここ寄ってもいいか」と言いながら指差したのが、ジェラート屋さんで(笑)。
――どうしてもジェラートが食べたかったんですね(笑)。
浦 そうだと思います(笑)。それで結局、パフェを食べたあとだったんですけど、2人でジェラートも食べて。いろいろお話もできて、楽しかったです。
今は分割収録で、先輩方と話せる機会も限られているので、そんな中でお時間を作ってくださったことが、すごく嬉しかったです!
――微笑ましいエピソード、ありがとうございました!
(C)金城宗幸・ノ村優介・講談社/「ブルーロック」製作委員会
【酸欠になりながら臨んだアフレコ】

――潔を演じていて、やりがいを感じる部分はどこですか?
浦 作品の中で成長していくキャラクターだというところですね。
監督にも「潔と一緒に浦くん自身もこの作品で成長していってほしい」と言っていただきました。「視聴者の方が感情移入できるように、リアルタイムで一緒に成長していくところを見せてほしい」と。たしかに、潔が成長し続けていくキャラクターなのに、僕自身が成長していないと、潔にどんどん置いていかれちゃうんですよね。
潔は頭が良くて、誰かがやっていたことや教えてもらったことを、自分の中で咀嚼して、そこからひらめきが生まれて……ということができるキャラクターなんです。でも、僕はそんなに頭のいい人間じゃない。じゃあ、どうしたらいいか考えたときに、やっぱり潔以上に考えるしかないなと思って。
何度も原作を読み返して、「このときは、こういう風な感情じゃないかな?」と考えたり、実際に同じようなシチュエーションを作り出して、「自分はどう思うかな?」と試してみたり。収録のときは、そうやって考えたり試したりした集大成を出す場だと思っているので、最近は生活全体が『ブルーロック』に染まってきつつありますね(笑)。楽しいです。
――浦さんだからこそできる役なのかもしれませんね。
浦 僕は、技術や経験で言えば、もちろん他の先輩方には劣ってしまうんですが、「潔をやることに関しては誰にも負けないぞ!」という気持ちで、彼と一緒に自分も成長していけるよう、日々工夫しながら頑張っています!
――では逆に、潔を演じる際に苦労された部分は?
浦 プレーシーンのときなんですけど、潔のセリフが続いて、そのあと潔のモノローグが入って、またすぐに潔のセリフが続いて……ということが多いんです。それをプレー中の運動量も意識しながら演じると、本当にフラフラになってしまって。たぶん誰にも気づかれていないと思うんですが、途中酸欠になってしまったことも何回かありました。その時はすごく悔しかったですね。「こんな理由でやり切れないんだ」と思って。
それからは、もっと自分の体力面を強化するためにランニングを始めました。体を鍛えたら、より潔らしいセリフ回しができるんじゃないかと考えて、彼にできる限り身体面も近づけるよう努力しています。

【市川蒼さん演じるイガグリは、煩悩感たっぷり】
――個人的に気になっているキャラクターを教えてください。
浦 イガグリ(五十嵐栗夢)です! 彼、本当に面白くて可愛らしいんですよね(笑)。煩悩の塊のような存在で、「自分もこんな風に生きられたらな……」と、うらやましく思ってしまうキャラクターでもあります。
なので、イガグリ役が決まるまでは「誰が担当するんだろう?」とワクワクしながら考えていたんですが、市川蒼さんが演じられると聞き、最初は少しびっくりしたんです。というのも、これまで市川さんにお会いして感じていたイメージと、イガグリのキャラクターがあまりにもかけ離れていたので。
でも、実際にアフレコが始まって、市川さんのお芝居を聞いた瞬間に「すごい! 目の前にイガグリがいる!!」と感動しました。煩悩感たっぷりの素敵なお芝居なんです!
――視聴者の方も、市川さん演じるイガグリは要チェックですね!
(C)金城宗幸・ノ村優介・講談社/「ブルーロック」製作委員会
【浦さんがエゴむき出しになるのはゲーム!?】
――本作は「エゴ」がキーワードとなっていますが、浦さんが思わずエゴむき出しになってしまうものがあれば、教えてください。
浦 僕、ゲーム全般好きで、よくゲームセンターでクレーンゲームもやるんですけど、めちゃくちゃお金を使っちゃうんです。結構負けず嫌いで、自分が「これは負けたくない!」と思ったものは意地でもやるタイプなんですよね。なので、クレーンゲームでも「絶対取ってやる、待ってろ!」と言いながら、エゴむき出しにお金をどんどん入れまくります(笑)。学生の頃にお年玉を握りしめてクレーンゲームをしに行ったことがあったんですが、2〜3時間くらいで全部無くなってしまったこともありましたね(笑)。
――ゲームお好きなんですね。
浦 学生時代から本当にゲームが大好きで。好きすぎて、ゲームを作る側の人間になりたいと思っていたこともありました。そのときは、ゲーム作りの勉強をしたり、実際に自分でゲームを作ったりもしていました。それくらいゲームに熱中していましたね!
【最後に】
――それでは最後に、放送を楽しみにしている方へメッセージをお願いします。
浦 本当に『ブルーロック』は面白い作品で、TVアニメもたくさんの方々が死ぬ気で作ったエゴい仕上がりになっています。これからどうぞよろしくお願いいたします!

(C)金城宗幸・ノ村優介・講談社/「ブルーロック」製作委員会
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