中国は今でもマンションの建設ラッシュが続いており、すでに建設面でかなりの経験を積んだと言えるが、それでも日本の建設現場から学べることが多くあるようだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国は今でもマンションの建設ラッシュが続いており、すでに建設面でかなりの経験を積んだと言えるが、それでも日本の建設現場から学べることが多くあるようだ。中国メディアの網易はこのほど、「日本の建設現場から中国は学ぶべきと言わざるを得ない」と題する記事を掲載した。

 記事がまず紹介したのは、「ユニット工法」による建設だ。住宅やビルの建材の多くを工場で製造し、現場では積み木のように組み立てるだけなので、現場の作業員の数は少なく工期も短いと伝えた。さらに、騒音が抑えられ環境負荷も小さいとしている。中国でも「積木式」と言われるユニット工法はあるが、まだまだ普及していないので、珍しく感じるのだろう。

 また、現場での施工でも学べる点があるという。例えば、コンクリートを打つ前の下地処理のため、高圧洗浄機できれいに清掃すると紹介した。「わずかなごみも残さないように気を配っている」と、その注意深さを称賛している。この点で中国は、何事も「差不多」と言ってだいたいで済ませる傾向が強い。

 このほか、日本の建築現場では、建物を丸ごとカバーで覆うことで、ほこりやごみが周囲に飛び散ることを防ぎ、騒音も抑えられると紹介した。こうした方法は中国ではなかなか見られない配慮だ。さらに、日本の建築現場は「清潔」「整頓」が保たれていることも大きな特徴だと伝えた。ごみは細かく分別され、道具類も整頓して置いてある様子は、中国の建築現場にはない光景と言えるだろう。

 建設ラッシュの中国では、建設速度が非常に速く、昼夜を問わない突貫工事を進めることも少なくないが、その分、日本の建築現場に見られる安全性や周辺への配慮に欠けると言えるだろう。質の高い安全な建築を目指すなら、日本の建築現場から学べることはほかにも多くあるに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)