40代男性、ポップコーンが原因で感染症に(画像は『New York Post 2020年1月7日付「Firefighter almost dies from poking at popcorn stuck in his teeth」(Adam Martin /SWNS)』のスクリーンショット)

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イギリスに住む男性が昨年、感染症にかかり命の危機に陥った。原因は歯に詰まったポップコーンだったが、男性もまさかポップコーンで感染症を発症し心臓手術を受けることになるとは思ってもいなかったようで「ただ驚くばかり」と話している。『New York Post』『Fox News』などが伝えた。

英コーンウォールで消防士として働いているアダム・マーティンさん(Adam Martin、41)は、昨年10月に感染症により心臓の切開手術を受けた。医師からは「診察が3日遅れていたら命を落としていた」と告げられるほど重篤な状態だった。

アダムさんが感染症を発症した原因は、なんとポップコーンだった。彼は妻ヘレンさん(Helen、38)と映画を見ながらポップコーンを食べていたが、小さなかけらが左の奥歯の隙間に詰まり取れなくなったという。そのかけらを取り除くためにペンのキャップやつまようじ、針金、さらには釘を使ったそうだ。

ポップコーンは3日間ほど奥歯に詰まったままで、無理に取ろうとしたせいか歯茎が傷ついてしまった。そこから細菌感染したようで1週間後にアダムさんは寝汗をかくようになり、疲労がとれず頭痛がするようになった。アダムさんはインフルエンザを疑っていたが、10月7日にかかりつけ医のもとを訪れたところ「少し心臓に雑音がある」と言われ、薬を処方してもらいそのまま帰宅した。

しかし病状は一向に改善せず、脚に激しい痛みまで感じるようになり、同月18日にロイヤル・コーンウォール病院へ向かった。この時点でアダムさんは、何か体内に大きな問題があるのではないかと心配したという。

そして診察を受け、脚の痛みの原因は感染症によってできた血塊が大腿動脈の詰まりを引き起こしていると判明し、そのまま5時間にもわたる手術を受けた。また検査により心臓がひどく損傷していることが分かり、21日にはプリマスのデリフォード病院に搬送され、大動脈弁の置換と僧帽弁の修復のために心臓の切開手術に7時間も費やすこととなった。アダムさんは当時のことを次のように語っている。

「当時、私の心臓は正常に機能せず、ボロボロでした。細菌によって心臓の弁が食いつぶされていたのです。私は二度とポップコーンを口にすることはないでしょう。こんな些細なことで大事になるなんて本当に驚くばかりです。」

その後、アダムさんは順調に回復して退院し、妻ヘレンさんや3人の子供達と一緒に自宅に戻ることができたそうだ。

なおヘレンさんは「夫の感染症がもっと早く分かっていれば、手術ではなく抗生物質での治療ができたはずなんです。歯痛や歯茎の出血、または膿などがあったら医師に診てもらってください。皆さんの歯茎は細菌が心臓へ行くための近道となることもあるのです」と述べている。

画像は『New York Post 2020年1月7日付「Firefighter almost dies from poking at popcorn stuck in his teeth」(Adam Martin /SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)