米Amazon、画像投稿SNS「Spark」を終了。2017年の立ち上げから約2年
米Amazonが、米国のプライム会員向けサービス「Spark」を終了したことが報じられています。2017年7月の立ち上げから、約2年目の幕引きとなります。Sparkは、Amazonのモバイルアプリ内で利用できた画像投稿中心のSNS的なサービス。プライム会員が自分の購入した商品の写真を投稿すると他のユーザーがコメントや「いいね!」といった反応を返せる、要はPinterestやInstagramのAmazon版です。
しかし米TechCrunchは「amazon.com/spark」のURLが、#FoundItOnAmazonページ(Amazonの商品発見サイト)にリダイレクトされることを発見。すなわちSparkのサービスが終了したことを確認したしだいです。
米国プライム会員向けだったため日本ではなじみのないSparkですが、TechCrunchによれば当たり障りのないサービスだったとのこと。Instagramでのフォローの対象は自分の友人や興味、好きなブランドや魅力的な人と多岐にわたりますが、Sparkでは「買い物と販売」のみに焦点を当てており、すべてが商売的すぎたと評されています。
米EngadgetがAmazonの広報担当者に問い合わせたところ「私たちは常にお客様を喜ばせるための新しい経験を試みています。現在ファッションスタイルやインテリアを探している買い物客を刺激する新しい試みである#FoundItOnAmazonをテストしています」と回答されたとのことです。具体的な理由への言及はひとこともなく、つまりノーコメントということでしょう。
米TechCrunchは、同サービスを担当したカスタマーエクスペリエンス担当VP Chee Chew氏がTwilio(米クラウド通信企業)に転職した事情も理由の1つだろうと指摘しています。Amazonは独自スマホFire Phoneの生産および販売を約1年で中止し、つい先日も料理宅配サービス「Amazon Restaurants」の終了を発表していましたが、次々と新たな試みをする一方で見込みのない事業はすぐ打ち切る判断の早さが強みかもしれません。
