昭和のテレビ、ラジカセ、レコードプレーヤーが実際に使えるミニチュアで復活! タカラトミーアーツの熱すぎるガジェット
平成は31年の歴史に幕を閉じる。
そんな中、タカラトミーアーツでは、平成の前に64年間続いた昭和という時代を振り返る「ザ・昭和シリーズ」を展開している。
昭和という時代は、
・世界恐慌
・第二次世界大戦
・高度経済成長
・オイルショック
・バブル景気
歴史的にも大きな変化が多くあった時代だ。
■スマホの動画を昭和風に鑑賞できる「昭和スマアトテレビジョン」
「昭和スマアトテレビジョン」は、スマートフォンの動画を昭和風のテレビで鑑賞することができる。

スマホ動画を昭和風に鑑賞できる「昭和スマアトテレビジョン」
使い方は、
・スマートフォンに専用アプリをダウンロード
・動画サイトのURLを登録する(5つまで)
・スマートフォンをテレビ本体にセットする
・アプリで画面サイズを設定する
・「しばらくお待ちください」と表示が出る
・昭和風のレトロな画質で動画が再生される
といった具合だ。
テレビ本体の右側にある「黄金ダイヤル」を回すと、登録した5つの動画が切り替わる。
これだけでもかなり面白いのだが、「昭和スマアトテレビジョン」の真骨頂は別にある。
「砂嵐手振動修復方式」だ。
動画の再生モードは、
・白黒
・カラー(古・1960年代風)
・カラー(新・1980年代風)
・地デジ
この4種類。
地デジ以外のモードでは、再生中に画面が乱れる「砂嵐」が現れるのだ。
砂嵐が現れた場合、どうするのか?
実はここで、テレビの天面を手のひらで叩くのだ!
すると、あら不思議!
画面が正常に戻り、無事に再生されるというわけ。

地デジモード以外では、再生中に画面が乱れる「砂嵐」が現れる
そのほか、本体正面のフタを開けると小物入れとして使うこともできる。

フタをあけると小物入れとしても使える
■針を落とすと音楽が流れる「昭和レコードスピーカー」
「昭和レコードスピーカー」はBluetooth対応のワイヤレススピーカーだ。
最大の特徴は、
Bluetoothで接続しただけでは、音楽は再生されない?ことだ。
実は、音楽を再生するには、
・ターンテーブルにレコード盤をセット
・アームをレコード盤の上に落とす
つまり、本物のレコードプレーヤーのような作業が必要になる。
実際にシングルレコード盤が回転して様子を見ながら音楽を楽しむのだ。

Bluetooth対応のワイヤレススピーカー「昭和レコードスピーカー」
本体には、
・シングルレコード盤
・ソノシート
それぞれ1枚ずつ付属されている。
シングル盤とソノシートは、
・本体パッケージに印刷されているジャケットを切り取る
・公式ページのオリジナルジャケット制作用テンプレートを利用する
などで、ジャケットを楽しむこともできる。
スマートフォンに専用アプリをインストールすれば、
「回転数切り替えスイッチ」で
・45回転風
・33回転風
2種類の速度で、音楽を再生することもできる。
またスマートフォンアプリ上のレコード盤を指で操作すれば、DJのようにスクラッチ音を出すこともできる。

スマートフォンアプリを使えば、スクラッチ音も出すことができる
■カセットテープに録音できる「昭和ミニラジカセ」
「昭和ミニラジカセ」は、カセットテープに音を録音できる、手のひらサイズのラジカセだ。
・切り替えスイッチ
・選局ダイヤル
といったレトロな操作で、
・AM・FMのラジオの視聴
・ラジオの音を録音する
・周囲の音を録音する
といったことができる。

カセットテープに録音できる「昭和ミニラジカセ」
録音は、
サイズ約3.2cmのミニカセットテープを本体にセットすることで録音モードとなり、ラジカセ本体へ録音できるようになる。
カセットテープは、A面・B面それぞれ最大5分間まで録音が可能だ。
本体には「早送り」「巻き戻し」ボタンも付いており、ラジカセならではの「キュルキュル」とした独特の音に合わせて頭出しをすることもできる

サイズ約3.2cmのミニカセットテープ
■「ザ・昭和シリーズ」とは?
「ザ・昭和シリーズ」は、「現代のコンテンツを懐かしい作法で楽しむミニチュアサイズの昭和家電ガジェット」というコンセプトでシリーズ化したものだ。
テレビ、レコード、ラジカセは、昭和時代のもう一度手にしたいエポックメイキングなものを探していた時に思い浮かんだという。
確かに昭和という時代は、
・テレビは、いつでもお茶の間の中心だった。
・オーディオは、若者文化の象徴だった。

左上が昭和のテレビ、右下が「昭和スマアトテレビジョン」
試作は、テレビから始まったそうだ。
実際にできあがると、昭和のテレビを知らない世代からも「懐かしい」との声があがり、手応えを感じたという。
とはいえ、昭和な家電の操作を再現するのは、そう簡単なことではない。
新製品開発にはつきもののトラブルもあったという。
・テレビのダイヤルにスマートフォン機能を対応させる
・アナログな操作とデジタルな機能を対応させる
こうした連携と融合には、苦労したそうだ。

手前が昭和のレコードプレーヤー、台の上が「昭和レコードスピーカー」
なかでも苦戦したのが、「時代考証」だったという。
テレビでは、
・当時(60年代)のテレビの画面に、はめ込むピッタリのカラー写真がなかなかなかった
ラジカセでは、
・音を思い出そうとテープを探しても、もう誰も持っていないので、親戚中を探しまわった。
・そうして見つかっても、テープと録音データが劣化して聞こえなかった。
さらにパッケージ。
時代の雰囲気を出すため、昔の広告を調べて、当時と同じ文字スタイルにしたいと思ったが、当時は手書き文字のため、今のDTP(コンピューター)だと再現が難しかった。
アナログ時代とデジタル時代の壁は、かなりあったようだ。

奥が昭和のミニラジカセ、手前が「昭和ミニラジカセ」
そんな苦労もあったからこそ、
時代の特徴を活かしたプロモーションや商品説明ができあがった。SNSでの反響に手応えを感じ、大きな喜びにもなったという。
「ザ・昭和シリーズ」は、これで完了ではないそうで、今後も懐かしくて「使えるもの」を考えていきたい、という。
今後の展開にも期待したい。
「ザ・昭和シリーズ」 第1弾
・「昭和スマアトテレビジョン」 希望小売価格3,980円(税抜)
・「昭和レコードスピーカー」 希望小売価格4,980円(税抜)
・「昭和ミニラジカセ」 希望小売価格5,480円(税抜)
いずれも2019年2月28日より販売開始。
ITライフハック 関口哲司
