サムスンの車載向けプロセッサ「Exynos Auto V9」、2021年にアウディ車両に搭載へ
韓国サムスンは車載システム向けプロセッサ「Exynos Auto V9」を発表しました。同プロセッサは、2021年より独アウディの車載システムへの搭載が予定されています。

Exynos Auto V9は8nmプロセスで製造され、内部に2.1GHz駆動のARM Cortex-A76コアを8基搭載。サムスンの発表によれば、プレミアムレベルのオーディオ機能やマルチスクリーンへの対応(最大6ディスプレイと12カメラの接続が可能)を実現しています。なお、GPUにはARM Mali G76を採用し、HiFi 4オーディオ・シグナル・プロセッサやニューラル・プロセッシング・ユニット(NPU)も搭載されています。

実はサムスン、2017年にアウディと車両のインフォテイメントシステムへ、Exynosプロセッサを提供することを発表していました。さらに2015年に同社は、アウディの半導体プログラム(PSCP)にメモリサプライヤーとして初めて参加。また昨年10月には、アウディ初の完全電気自動車「E-Tron」に有機ELディスプレイを供給すると発表しています。それだけでなく、サムスンはコネクテッド・カー向けのプロセッサも2ラインナップを開発しているのです。

ただしこの分野ではサムスンの競合相手も多く、例えば米クアルコムのプロセッサはパナソニックのAndroidベースのインフォテイメントシステムに採用されています。さらに加ブラックベリーの「QNX」インフォテイメントシステムは、独フォルクスワーゲンと提携。そしてNVIDIAのAI(人工知能)を活用したシステムも、独メルセデスによって採用されているのです。なお米テスラは、2017年にNVIDIAのシステムから米インテルのシステムに乗り換えた経緯があります。