海外版「Xperia XZ3」が届いた!速攻開封レビュー
7月末に発売されたばかりの「Xperia XZ2 Premium」から経過すること一ヶ月、IFA2018では「Xperia XZ3」が発表されました。
「Xperia XZ3」の発売は国内キャリアでは11月上旬からとなりますが、一足早くEXPANSYSさんから海外モデルを入手。
Xperiaシリーズが出るたびに購入していながらも、今回ほど待ちわびたのは久しぶり。
早速到着したての「Xperia XZ3 Dual H9493」を開梱からレビューしてみたいと思います。
今年最初に登場した「Xperia XZ2」シリーズは、従来モデルから大きくデザインを変えたにもかかわらず、そっちじゃないよ的な方向へ行ってしまったり、機能的にも他社と比べて突出するところもなく、ソニーびいきの筆者ですら全力で推すにははばかられるようなモヤモヤがありました。
がしかし、大きく刷新された「Xperia XZ3」は(Xperiaシリーズとしては)新要素たっぷりでテンションも上がり気味。

まず「Xperia XZ3」を箱から取り出して手に取ったときの印象は「アラ!『Xperia XZ2』のぷっくり膨れていた背面がスッキリしたね!」でした。
基本的なデザインは踏襲しているはずなのにこの違いは何?
外形寸法の数値上で厚みは1.2mmほど薄くなり、加えて、3D曲面ガラスのカーブしたディスプレイ面と背面の曲線との組み合わせもあり、より一層薄さを感じるため野暮ったさがなくなりました。

しかも左右はほぼベゼルレス化。
上下にはまだ少しベゼルは残るものの、今までのXperiaシリーズと比べてはるかに小さくなり、ディスプレイの4スミも丸くカーブしています。
限界まで攻めてノッチを採用する機種も多い中、ここはストレートのまま。
本体に対する画面占有率はとても広くなっていることを感じます。
正面からみるとGalaxyと似た雰囲気もありますが、背面のガラス素材で鏡面仕上げとなったデザインは当然ベツモノで、サイドのメタルフレームと合わせて絶妙に高級感を醸し出しており、十分にXperiaを持つという所有欲が満たされます。
ディスプレイアスペクト比は18:9の6インチ。
画面サイズは「Xperia XZ2」の5.7インチよりもさらに大型化しましたが、本体サイズとしては横幅は1mmの増加にとどまっており、持ちやすさは変わらず。
逆に質量は約193gと5gほどダイエット。
「Xperia XZ2 Premium(約236g)」を今まで常用していた筆者にとっては、かなり軽く感じてしまうほどです。

そしてなんといってもうれしいのは、Xperiaとして初めて有機ELを採用したことでしょう。
黒の沈み込みは圧倒的で、有機ELならではのコントラストの高さといい色の深さといい、液晶との差はあからさまに感じられるところ。
写真を閲覧するにしても心地よさも格段に上がった気がします。

ベゼルレス化した左右のサイド面からアクセスできるユーザーインターフェイスとして、新たに「サイドセンス」を搭載。ディスプレイ左右の端をダブルタップすると、触れた位置にアプリのランチャーを表示します。
時間や場所、使用頻度などユーザーのライフスタイルに合わせて次に使うアプリをAIが予測し、アプリアイコンやクイック設定項目が現れるというもので、使い勝手についてはこれからですが、こうした今までにない操作スタイルを盛り込んできているあたりは、とても新鮮です。

若干の物議を醸し出した指紋認証センサーの位置は変わらず。
片手で持ったまま人差し指で解除するには便利ではあるのですが、掴んだときの位置としては低め。
タテ方向に少しのびたので、もうちょっとカメラ位置と指紋センサーを上部にシフトして欲しかった気もします。

メインカメラは、シングルカメラで「Xperia XZ2」と共通。
「Xperia XZ2 Premiumでやっとデュアルカメラになったのに」だとか「7月にソニーから発表された1/2型 有効4800万画素の新しい積層型CMOSイメージセンサーを積極的に載せてこないのか」とか、突っ込みたい気持ちは正直ありますが、現状維持ということで。
新しい要素として、Xperiaを横向きに構えると自動的にカメラアプリが立ち上がってすぐに撮影できたり、フロントカメラで自撮り撮影時に効果を確認しながら撮影できるといった実用的な機能が備わっているので、こちらも実際に使ってみたいところです。

「Xperia XZ3」の背面には、カメラと指紋センサーの他に、NFCとQi(チー)方式のワイヤレス充電も備えています。
USB type-CはUSB PD(Power Delievery)に対応するため高速充電にはアドバンテージがありますが、置くだけで充電できるワイヤレス充電はやっぱり楽ちんです。
ステレオミニプラグはなく、USB type-Cからアダプターを経由してヘッドホンを接続する方法になりました。

今回のモデルは、海外版の「Xperia XZ3 Dual H9493」であり、"Dual"という名称がつくため、SIMカードが2枚装着できる仕様になっています。
ただし、2枚めのSIMカードのトレイ位置は、microSDカードと兼用となっているので、いずれか排他となり、SIM+microSD、もしくはSIM2枚装着のいずれかの使い方となるようです。
プロセッサーは、最新のQualcomm社製64ビット クアッドコアプロセッサー「Snapdragon 845」。
メモリー(RAM)は国内モデルでは4GBですが、海外モデルでは6GBを採用している場合も多く「Xperia XZ3 Dual H9493」でも6GBとなっていました。
ストレージ(ROM)は64GB、外部ストレージは最大512GBのmicroSDXCまで対応。
IP65/IP68相当の防水性能と防塵性能も、もちろん引き続き備えています。


OSは、Android 9.0(Pie)を搭載。
いずれ既存モデルにもアップデートが来るはずですが、先駆けて新バージョンのOSを使えるというのも少なからず嬉しい要素の一つ。
また、海外モデルということで、気になる技適をチェック。
設定から認証の確認をしてみるとEU、USの2カ国のみ。やはりDualモデルということもあり、日本の技適マークはありませんでした。

「Xperia XZ3」は、スマホの主戦場がカメラになっているという点ではもう少しサプライズが欲しかったところではありますが、有機ELのコントラストの高さやディスプレイ面の占有率の広さ、デザインの改良、新UI「サイドセンス」の採用など、今までのフラストレーションを払拭するポイントが盛りだくさんで、手にした嬉しさを久々に実感しました。
これからさらに弄り倒しながら、「Xperia XZ2」や「Xperia XZ2 Premium」との比較や、新機能やカメラなど使い込みつつレビューしてみたいと思います。
