【前園真聖コラム】第176回「前年王者・川崎で唯一の気がかりとは」
10日のフジゼロックススーパーカップで、天皇杯優勝のC大阪が前年リーグ戦制覇の川崎を3-2で下しました。早速、「王者どうした?」という論も出そうですが、僕は結果をあまり深刻に受け止めることはないと思っています。
この試合では交代枠が5人、ハーフタイムを除いて交代は3回までという独特のレギュレーションが取られていました。両監督にとっては多くの選手を試すことができるチャンスだったのだと思います。そのため、もちろん勝負にはこだわりながらも、しっかりとテストを行ったのではないでしょうか。当然、リーグ戦やACLは違う交代ルール。本当の実力はそこで発揮されます。
それにしても、C大阪の充実ぶりには感心します。昇格したかと思うと、すぐにルヴァンカップと天皇杯を制し2冠を達成しました。今のところ選手のコンディションもいいようなので、今年はリーグでも当然、優勝争いに絡んでくるでしょう。
一方の川崎も、この試合こそ後手に回って落としてしまいましたが、間違いなく力のあるチーム。うまくピースがハマれば連覇も見えてくる戦力なのは間違いないと思います。ただ、チームの転換期も重なっていて、心配すべき点が一つあります。
それはベストの組み合わせは何なのか、まだ試行錯誤が続きそうなことです。ゼロックスでは、小林悠、大久保嘉人、阿部浩之、さらに家長昭博と豪華メンバーがぞろりと前線に揃うことになりました。ここにさらに齋藤学がケガから復帰してきたら、2チーム分の攻撃陣として申し分ないでしょう。
ただし、難しいのは大久保が戻ってきたことです。皮肉なことに、チームは大久保が不在だったシーズンでタイトルを獲りました。そこに大久保が加わることでさらに得点力がアップするかどうか、単純には考えられないのです。
去年のFC東京を考えると、前田遼一、ピーター・ウタカ、永井謙佑、MFながら中島翔哉がいて、そこに大久保が加わったにもかかわらず、一番しっくりとはまる組み合わせが見つかりませんでした。もしかすると、今年の川崎もそんな状態に陥るかもしれないのです。
ですがもし、素晴らしい組み合わせが見つかったときは、どこも対抗できないアタック陣になることは間違いありません。僕はぜひそういう姿を見てみたいと思います。
この試合では交代枠が5人、ハーフタイムを除いて交代は3回までという独特のレギュレーションが取られていました。両監督にとっては多くの選手を試すことができるチャンスだったのだと思います。そのため、もちろん勝負にはこだわりながらも、しっかりとテストを行ったのではないでしょうか。当然、リーグ戦やACLは違う交代ルール。本当の実力はそこで発揮されます。
一方の川崎も、この試合こそ後手に回って落としてしまいましたが、間違いなく力のあるチーム。うまくピースがハマれば連覇も見えてくる戦力なのは間違いないと思います。ただ、チームの転換期も重なっていて、心配すべき点が一つあります。
それはベストの組み合わせは何なのか、まだ試行錯誤が続きそうなことです。ゼロックスでは、小林悠、大久保嘉人、阿部浩之、さらに家長昭博と豪華メンバーがぞろりと前線に揃うことになりました。ここにさらに齋藤学がケガから復帰してきたら、2チーム分の攻撃陣として申し分ないでしょう。
ただし、難しいのは大久保が戻ってきたことです。皮肉なことに、チームは大久保が不在だったシーズンでタイトルを獲りました。そこに大久保が加わることでさらに得点力がアップするかどうか、単純には考えられないのです。
去年のFC東京を考えると、前田遼一、ピーター・ウタカ、永井謙佑、MFながら中島翔哉がいて、そこに大久保が加わったにもかかわらず、一番しっくりとはまる組み合わせが見つかりませんでした。もしかすると、今年の川崎もそんな状態に陥るかもしれないのです。
ですがもし、素晴らしい組み合わせが見つかったときは、どこも対抗できないアタック陣になることは間違いありません。僕はぜひそういう姿を見てみたいと思います。

1973年生まれ。横浜フリューゲルス、ヴェルディの他、ブラジルなどでプレー。アトランタ五輪では、主将として28年ぶりに五輪出場を決めた。2005年引退後は解説の他、少年サッカー普及に従事。2009年、ビーチサッカー日本代表としてW杯に出場。ベスト8に貢献した。
