厚切りジェイソンが日本人に叫び続けるワケ!「世界に自分が生きた証を残したい」

若者の考えに影響を与えうる存在に
――芸人、IT企業の役員のいずれも全力を注がれてますが、今後の希望を含めて、優先順位はありますか?
そこはまったく分けてないです。
――それぞれの活動がいい形で影響しあっている?
そうですね。たとえば会社が上場すれば、コメンテーターという立場でも「上場企業の役員」として説得力も増すように、すべてが関連してると思います。自分はこういう人間であって、いろんなことをやりたい。総合的にどうなりたいのかを考えながら、そのためにどうすればいいかを考えてます。
――総合的に目指している存在というのは…?
一番になりたいのは、若い人たちの考えに影響を与えうる存在です。いまの芸能界で言うと、林修先生の立場に近いかな?考えを伝えて、議論するような。そのためには注目や知名度、説得力も必要です。ネタも含め、いまやっているすべてはそのためですね。
――職種というよりも根本的な生き方そのものですね。そうなりたいのはなぜですか?
ちょっと哲学的な話になりますが、自分が生きることによって世界をどう変えたかで、私が生きた意味や証拠が残せると思ってきました。じゃあ、どう世界を変えるか?いま、日本にいて、いろんな星の巡りあわせがそろってきているんじゃないかと感じてます。
――そうした「世界を変えたい」「生きた足跡を残したい」という考えは若いころから?
ありましたね。そこまでやらなきゃ、自分が生きた意味がないんじゃないか?楽しく生きて死ぬだけでは、自分という人間がいてもいなくても同じなんじゃないか?と悩んだこともありました。世界の流れを変えるようなものを残したいと。
――その場所として日本を選んだのはなぜ?日本という土壌、素材に面白さを感じてる?
日本という場所でなら、自分の話を聞いてもらいやすいというのはある。アメリカに帰ればただの国民で何の影響力もないし、日本語を話せても意味ない。そしてもうひとつ、いま、日本で苦労を抱えた若者が増えてきていること。そういう場所で自分のスキルを活かせるんじゃないかと。
――まさに、先ほどの「FIRST WORLD PROBLEM」ですね。満たされたはずの日本社会の中に問題を感じてる?
ビジネスでも、以前は世界的に一流だった日本の企業が海外の企業に抜かれてる。なぜか?いろんな説があるけど、昔のやり方をまったく変えずにやってきて、そのあいだにネットであったりスマホであったり、環境や技術がガラリと変わってしまったからじゃないかと思う。
――周囲の変化に置いて行かれてしまった?
効率がいいやり方や素晴らしい技術があったはずなのに見ようとしなかった。もう20年近く前にNTTドコモがiモードを開発した。あれはいまのスマホですよ!でもそれを日本企業はうまく使おうとせず、Appleが出てきて革命的な道具で世界を変えてしまった。日本は技術があるのに考え方が変わらない。

ソフトとハード両面の変革が必要
――日本ではアメリカと違って天才が育ちにくいと言われますが、社会システムに問題が?
天才が生まれる確率は同じくらいですよ。でも、日本では周りに合わせないといけないし、年功序列で若い人の意見も吸い上げてもらえない。せっかく古い考えに染まってない新鮮なアイディアがあっても活かせないで潰されちゃう。
――そういう若者が発言力を持つ立場になるころには…
もう考えが古くなってる!アメリカなら、若い人の意見でも…いや、若いからこそ「これは面白いアイディアかもしれない」と大事にする。
――その一方で、スティーブ・ジョブズのような一人の天才ではなく、ソニーのウォークマンや自動車業界のように、組織的な職人技による技術が日本の良さだという意見もあります。
その通りです。それは業界にもよりますね。自動車のように製品ライフサイクルが長い業界なら、そういうやり方でじっくりと考え抜いて、技術を開発していくほうがいいと思います。飛行機のエンジンやロケット開発などもそうですね。ただ、IT業界は製品ライフサイクルが短いので、そのやり方は合わないんです。
――短いスパンで技術が革新されていく。
大手企業が5年かけてじっくりと新しい技術を開発しているあいだに、個人が会社を作って、失敗して破産し、また作って破産し、また作って、これまでの失敗をひっくり返す大成功を収めたって話が実際にある。5年前の技術に基づく開発では、つい先週の技術をさらに革新させて作られたものにかなわない。
――昔ながらの企業風土を変えていく必要がある。
日本の大企業に関する不満で本が数冊書けそう(笑)。日本のベンチャーが成功しづらい理由のひとつは、大手企業と付き合わないといけないから、どうしても、考えの古い人間に製品や技術を買ってもらうという関係性になってしまう。
――新しい技術を開発するベンチャーとそれを受け入れる大手企業。ソフトとハードの2点が…
同時に新しく変わらなきゃシステムはひっくり返せない!新しい技術を大手企業の古い考えに合わせるのではなく、大企業の側が頭を柔らかくして、新しい技術を新しいままで受け入れるようにならないと!
――若い人たちが少しずつ、システムや考え方を変えていくしかない?
いや、そろそろ古いシステムに限界が来ていると思います。少子高齢化など、いろんな問題が表面化してきて、いずれ破綻することになる…そのときこそ、このシステム自体を変革するチャンスがあると思います。それでも「いや、昔のやり方のままで」となったら、もうアメリカに帰るしかないかな…(苦笑)。


2015年を漢字一字で表すと…
――逆に言うと、いまの日本は大きな変革のチャンスでもある?
チャンスはいつだってあるはずですよ!そこに気づくかどうが。僕は気づいてほしくてこうやって、大きな声を上げているんです。
――すでに成長が下降気味の日本ではなく、新興国、発展途上国でまっさらな状態で新しいことを始めるという選択肢もあったのでは?それでも日本に…
やっぱり日本が好きだし、深い縁のある国だからね。妻も日本人で、娘たちも日本で生まれ育ってるから、この先も日本にいたい。やっぱり生きやすい国ですよ。何でもそろうし、使い方を考えるべきにせよ、ネット環境もインフラも整ってる。
――インフラが整っているからこそ、うまくシステムを変えることができれば、まだまだ伸びしろがある?
そう!考え方以外は全部そろってるんだから。考えを変えたらバンっとすべてがひっくり返りますよ。変えましょう!!
――改めて2015年を、得意の漢字で振り返ると?
「変」だね。人生が大きく変わったからね。1年前はただのサラリーマンだったよ。
――では来年の抱負をまた漢字一字でお願いします。
「激」で刺激を与え続けたいね。激動、激流の「激」!



――ちょうどクリスマスですので、日本のクリスマスについてひと言!
クリスマスWHYだね(笑)。クリスマスにフライドチキンは食べないよ!クリスマスはロースハムか七面鳥ダロウ!あまりピンポイントで名前は出せないけど(苦笑)、あのフライドチキン屋のマーケティング戦略の勝利だね。
――あのフライドチキン屋さんはアメリカの企業ですが、アメリカではクリスマス当日の営業は…
たぶん、休みだよ(笑)。アメリカでは24時間営業のお休みなしのお店もクリスマスだけは閉まってるからね。うちの会社は去年、クリスマスに役員会だったけどね!(苦笑)

【プロフィール】
厚切りジェイソン(あつぎりじぇいそん)/1986年4月9日生まれ。アメリカミシガン州出身。17歳で飛び級でミシガン州立大学に入学したのち、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校に進み、エンジニアリング学部コンピュータサイエンス学科修士課程修了。IT企業の役員として働きながら、2014年10月にお笑い芸人としてデビュー。芸歴5か月で『R-1グランプリ2015』決勝に進出。『PON!』(日本テレビ系)などのテレビ番組やラジオ、CM、舞台などで活躍。書籍『日本のみなさんにお伝えしたい48のWhy』(ぴあ)が発売中。
【Twitter】@atsugirijason
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