犬用缶詰や猫用缶詰は、人間が食べても問題ない!?「人間が食べても健康上問題なし!」

犬や猫が食べている缶詰、「もしかして人間も食べられるのでは?」と思ったことがある方も多いのではないでしょうか。同じペットフードでも、「カリカリ」などのドライフードは難しいかもしれませんが、猫用のウエットフードなどはツナ缶に近い印象もあり、食べられそうな気もしますよね。
犬用缶詰、猫用缶詰は果たして人間が食べても大丈夫なのでしょうか!?
■ペットフードを作っている会社に聞いてみた!
●人間が食べても健康上問題なし!
ペットフードを開発しているペットライン株式会社とアイシア株式会社に確認したところ「基本的には問題ない」とのことです。
というのは、人間が食べるものと同じ穀物や野菜、魚類、肉類を原料に作られているから、とのことです。製造の過程で、人間が食べても大丈夫かどうか、実際に開発会社の方が食べてチェックも行うそうです。実際に製造者が食べて確認しているというのは驚きですね。
●衛生面の管理もしっかりされている
人間の食べ物ほどではありませんが、愛犬や愛猫の健康を守るために、ペットフードは衛生面や品質管理には十分気を付けて作られているそうです。業界による自主安全基準も設けられ、それに合格した商品が市場に出るようになっているとのことでした。
また、誤って幼児が食べてしまうなどのケースも考えられるため、人間が食べても問題ない材料・成分で作られているのだそうです。
こうした情報からも、ツナ缶のようなウェットフードはもちろん、カリカリ系のドライフードも、基本的には食べても人間の体に影響はないといえるでしょう。
■栄養や味の面ではどうなのか?
●人間が食べた場合、栄養は取れるのか
しかし、健康上影響がないといっても、人間の食べ物と同じように栄養があるわけではありません。ドッグフードは犬の、キャットフードは猫の健康を考えて作られている商品です。人間が犬用缶詰や猫用缶詰を食べても、十分な栄養は得られません。
原料も人間の食べる穀物や野菜、魚類、肉類と同じとはいえ、人間の食品用よりも品質が落ちるものが使われることが多いようです。
●添加物などの問題があります!
添加物なども、犬や猫の消化器官に合わせて入れられています。そうした添加物の中には、人の食べ物には入れられないものも存在します。そのため、少量であれば害がないとはいえ、もしペットフードだけを食べ続けるようなことをした場合は、体に何らかの悪影響が出る可能性も考えられます。
当然ですが、あくまで「基本的には食べても問題がない」のであって、人間が食べること自体は推奨されていません。味見にちょっとつまむくらいなら良いと思いますが、食べても問題ないからといって、ガツガツ食べてみるようなことはやめておきましょう。
●味はやっぱりおいしくない?
また、味の問題もあります。犬や猫の味覚に合わせて作られているため、人間が食べてもおいしく感じないものが多いようです。
「試しに食べてみた」という方や、「ペットの食べ物を選ぶときには自分でも味見をする」という方もいらっしゃるようですが、そうした意見を見る限りは、市販のペットフードに対しては「塩味が薄い」、「苦味が強い」などの感想が多くなっています。
しかし、中には「意外といける」「普通においしい」という声もあり、商品や味覚によってさまざまだといえるでしょう。
■まとめ
結論として、犬用缶詰や猫用缶詰は基本的に人間が食べても大丈夫です。
しかし、それを食べて栄養が得られたりおいしかったりするかは、別の問題です。あまりお勧めはできませんが、「愛犬や愛猫の気持ちを知るために食べてみる」くらいのことは良いかもしれません。また、誤って食べてしまった場合も、焦って病院に行ったりする必要はありません。
自分が試しに食べてみるかどうかはともかく、愛犬や愛猫の健康のために、ペットフードは成分などをしっかり確認してペットに合ったものを選びましょう!
取材先
・ペットライン株式会社
・アイシア株式会社
参考URL
⇒『一般社団法人ペットフード協会』
http://www.petfood.or.jp/
