「涙活」に効く作品は? 『おおかみこどもの雨と雪』『潔く柔く』『ソラニン』などがピックアップ
泣くだけでストレス解消になる、というのは少し安易にも思えますが、セロトニン研究の第一人者でもある有田秀穂・東邦大学医学部名誉教授によると、涙を流すことにより副交感神経が活発化し、脳をリラックスさせる効果により疲れやストレスが解消されるだけでなく、細胞レベルで免疫力が高まるとのこと。逆に涙を我慢すると「余計なストレスがかかってしまいます」として、「泣くのは悪いことではない」と考えて集中して泣く時間を作ることを勧めています。
また、チャン・イーモウ監督とチャン・ツィイーの出世作『初恋のきた道』や、がんをテーマにキアヌ・リーブスとシャリーズ・セロンが共演した『スウィート・ノベンバー』、第二次大戦下のイタリア系ユダヤ人父子を描いた『ライフ・イズ・ビューティフル』といった作品も「泣ける」とされています。
さらに、感涙療法士の吉田英史さんが仕事でミスをした時や失恋した時など「お悩み別」の号泣作品をピックアップ。それによると、友達とケンカした時は『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』で、心が疲れた時には『犬と私の10の約束』だとか。しかし、大切な人との別れの際に『風と共に去りぬ』というのは、少々ヘビーなのでは…?
ここに挙がった作品で「ホントに泣ける?」という疑問もありますが、有田名誉教授は「感動の涙は共感によって流れるため人によって違うのは当たり前」と説き、人それぞれであることを強調しています。となると、自分に合った「泣ける」作品を探さなければならないということになりそう。
『SPRiNG』読者調査では、「自発的に泣いている」という問いに48%が「NO」と答えていますが、中には「泣き方」を忘れている人もいるのでは? ひとくちに「泣く」といっても、ひとりになる時間を作ることも含めて簡単ではなさそうです。
SPRiNG(スプリング) 宝島社の女性ファッション誌
http://tkj.jp/spring/

