――主なネタ作りの方法は?

後藤:打ち合わせをやって作ることもありますし、切羽詰ったら、福徳の家が山の中にあるので、そこに行って山の中で作ることもあります。
福徳:山の頂上で、世間話をしたり、イタズラなんかしているうちに、ネタ風に出来たりとか。

――演技の練習もかなり積まれて?

後藤:参考にしているのは、やっぱり、トム・ハンクスなんですよ。映画の「フォレスト・ガンプ」とか、参考にしますね。

――最近、「天使と悪魔」という映画が公開されました。

後藤:そうですね。まだ見ていないんですが、参考になるんじゃないかと。

――本当ですか?

後藤:全くマネしている訳じゃないですけど、トム・ハンクスが好きで、あんな感じを意識しながらやると、良くなるんで。

――福徳さんは参考にしている方はいますか?

福徳:僕は演技というより表現力の方が大事やなと思っていて。ミュージシャンのUAさんです。

――ライブに行ったりするんですか?

福徳:一回しか行ったこと無いです。チケットが一瞬やから。最初CDを聴いたときは何も思わなかったんですけど、ライブのDVDを観たときに「なんや」と思って。お腹から湧き上がってくるもの。これって表現力なんやろうなと思って。

――いまフジテレビ系の「爆笑レッドシアター」に出演されていて、いろんな芸人さんと絡まれたりしていますが、飲みに行ったりしますか?

後藤:ちょいちょい収録終わりとかに行ったりしますね。でも、我が家の杉山(裕之)さんと飲みに行くのを全員嫌がっているという。

――なぜですか?

後藤:酒グセが悪い。基本あのまんまなんですけど、さらに声がおっきなって、説教が始まるんで。夜中に杉山さんに説教されるのは嫌なんで。
福徳:僕も説教されたことがあるんですけど、ほんま意味分からんなと。完全に個人的に怒られるんですよ。まあ、あんま飲みに行かんとこと思ってたら、また誘われて。「おい、杉山、ラストチャンスやぞ」と思って行ったら、案の定、説教してきたんで、「こいつあかんわ」って思いました。

――どんなことを言われるんですか?

福徳:僕がよう言われたのは、「もっと笑ったほうがいいぜ。楽屋とかでも、みんな笑ったほうがいいぜ。わかんねえもん、お前がどんなやつか」みたいな。芸人として、もっと立場が上の人に言われたら、「はい」ってなるんですけど、同等の人に怒られているのが、めっちゃ腹立って。

――マジ説教ですね(笑)。

福徳:マジ説教しますよ。あの人は。

――10年後、何をしていると思いますか?

福徳:お笑いを辞めているかも知れないですね。

――辞めて何を?

福徳:僕は、ボディビルダーになりたくて。お笑いは限界があると思ってるので、DVDを50枚ぐらい出したら、そこで発想が切れるやろうなと思って。残りの人生はボディビルダーをやろうかなと思っています。

――後藤さんは?

後藤:僕も福徳のボディビルダーっていう夢をずっと知っていたので、応援してあげたいですね。止めはしないですね。僕も辞めます。そっからどうするかはまだ決めていないです。
福徳:申し訳ないです。

――最後に、これからDVDを観る皆さんにメッセージをお願いします。

福徳:今回、初回限定はBOXになっていまして、初回限定が売れ残るというのは避けたいので、最初にドバッと購入してください。たまに初回限定が残っていることがありますが、あんな恥ずかしいことはないので。プレミアものにならな困るので、よろしくお願いします。

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