2007年の紅白歌合戦で中川翔子の歌をはじめて真剣に聴いた(ファンの方ごめんなさい)。
歌手であることは知っていたのだが、結構実力派なんだと感心したのを覚えている。
その”しょこたん”が海外でライブを行ったのだ。アメリカ・ロサンゼルスで開かれた「アニメエキスポ」で熱唱した。


テレビ番組のバラエティーで見かけることの方が多い「中川翔子、しょこたん」はアイドル歌手、グラビアアイドルという本業?以外にも魅力を発揮する。アニメ、特撮ヒーロー、ブルースリーなどを語らせるとほんとに飽きない、”正しいオタク”ぶりをみせてくれるのだ。スカシカシパン(海の貝のような生物)がお気に入りだとか話していた時は「底が知れない」と正直感じた。
コスプレもかなりなもので、グラビア撮影では見事な着こなしをしている。
今回の米・ロサンゼルスライブでもコスプレで大いに沸かせたようだ。

(2008年7月7日毎日jpによると)

”しょこたん”は7月5日(日本時間6日)に、ロサンゼルスのノキア・シアターで行われた「アニメエキスポ」で海外初ライブを行った。2007年10月オープンしたばかりのウェストコースト最大のコンサートホールである。彼女はこのイベントのメーンゲストとして単独ライブを行ったのだ。
アニメファンら7,100人を前に、着物姿で登場した彼女は

「アイム“ショウコ・ナカガワ”。コールミー“ショコタン”。プリーズエンジョイ“コスプレ”」

と呼びかけ「ショウコ、ショウコ」の大歓声を浴びた。
7100人の外国人の大歓声を浴びてビビるどころか、さらにノッてきた”しょこたん”は

「“ギザ”イズ、ベリー。“ギガント”イズ、ベリーベリー」

と“しょこたん語”を紹介し、会場は「ギザ」「ギガント」コールに包まれていったのだ。

着物から「涼宮ハルヒの憂鬱」の涼宮ハルヒや「新世紀エヴァンゲリオン」の綾波レイなど人気アニメキャラのコスプレに着替えると

「ムーンライト伝説」
「ロマンティックあげるよ」

などのアニメソング

「Shiny GATE」(8月6日発売)
「続く世界」(9月10日発売)

など自身の新曲を日本語で熱唱した。

ビビっていないと前述したものの、今回のライブ開催までには”しょこたん”もいろいろと心労があったようだ。

まず、言葉の壁、「どこまで自分を伝えられるのか?」という不安があった。
そして、現地入りした7月2日には空港で爆弾騒ぎがあり、足止めをくらい、不安はつのる。
さらには、7月3日イベントの開会式には手違いで司会者が彼女にだけコメントを求めなかった。
「トラウマになるわ」
と自身のブログで語るほどショックだったようだ。

そうした不安を抱えながら迎えたライブではあったが、ふたを開けると大歓声が待っていた。

「大好きな“アニソン(=アニメソング)”と“コスプレ”が国境を超え空間を一つにしてくれた。一生忘れられない。ギガント感激、サンキュー“ギザ”マッチ」

と最後に笑顔であいさつしてライブを終えた。

今年の紅白に出るかどうかわからないが、マイペースで自分の魅力を出しつづける彼女、これからも何かやってくれそうだ。

(編集部:TAKESHI)