ファーストリテイリング財団の奨学金で日本に留学するインドネシア人高校生ら(17日、ジャカルタで)=井戸田崇志撮影

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 【ジャカルタ=井戸田崇志】「ユニクロ」を展開するファーストリテイリング傘下の一般財団法人「ファーストリテイリング財団」が17日、インドネシアの首都ジャカルタで、日本の大学に留学する現地の高校生を対象とした奨学金授与の記念式典を開いた。

 インドネシアでの奨学金支給は初めてで、今秋に9人の奨学生が京大、東北大など7大学に入学する。

 財団が奨学金制度を導入するのはベトナムに続いて2か国目。

 奨学金は年450万円を上限に、学費や生活費などを支援する。対象となるのは、英語で授業を実施する英語学士課程を持つ12大学への留学で、卒業後の日本企業への就職といった条件は課さない。昨夏の募集時には約600人が応募し、面接などの選考を経て、航空宇宙工学や公共政策などの専攻を希望した9人が選ばれた。

 ファーストリテイリングは、東南アジアに縫製を委託する工場が多数あり、2013年に進出したインドネシアには約80のユニクロの店舗もある。財団の石田吉生事務局長は現地での記者会見で、「教育関係者らのユニクロに対するイメージアップにもつながる」と奨学金制度の意義を説明した。

 慶応大経済学部に入学予定の奨学生(18)は、「農業経営や開発経済学を学び、日本がインドネシアの農業分野への投資を拡大する架け橋になりたい」と抱負を語った。