後藤啓介は初戦大敗のチュニジアを警戒「どの国も敗退が決まったわけじゃない」
北中米ワールドカップのグループリーグ初戦・オランダ戦で出場機会は訪れなかった。それでも、日本代表最年少21歳のFW後藤啓介(フライブルク)は目の前の光景をしっかりと胸に刻んでいた。
グループリーグ第2戦のチュニジア戦に向けて練習が再開したこの日、後藤はベンチから見つめた世界最高峰の舞台について、「ワールドカップが始まったなと実感した。本気同士の国と国のぶつかり合いを目の前で見て感慨深かった」と胸の高鳴りを口にした。
試合ではハーフタイムにクーラーボックスを抱えてピッチ脇を走り、先発した選手へ水を届ける姿も印象的だった。誰かに指示されたわけではない。「試合になったらチーム一丸になって戦わないといけないし、それが日本の良さ」。ひたむきな行動には、日本人が大切にする献身性がにじむ。
「(伊藤)洋輝くんが水を欲しそうだったので」と笑いながらも、「自分が先発で出た時も水が欲しいと思うので、もっと気を遣っていきたい」と語るあたりに、周囲への目配りと成長への意欲が見える。
もちろん、ベンチから見ていただけで満足しているはずはない。次戦へ向けて求めるものを問われると、「結果じゃないですか」と即答した。夢見た舞台に立ち、ゴールという目に見える結果を残してこそ、自身の価値を示せると考えている。
その視線はすでにチュニジア戦へ向いている。チュニジアは初戦のスウェーデン戦で1-5の大敗を喫して監督の交代劇もあっただけに、「2戦目に懸けてくると思う。どの国もまだ敗退が決まったわけじゃないので、より一層厳しい戦いになる」と警戒を強める。
後藤が重要視しているのはクロス攻撃だ。「(チュニジアが)ベタ引きするのか、アグレッシブに来るのか分からないですけど、クロスからはチャンスになると思う」。相手が守備を固めてきた場合でも、質の高いボールをゴール前へ送り続けることが突破口になると見ている。そして、「いくらアイデアがあっても質がなければ意味がない」と話し、シンプルな攻撃の重要性を強調した。
チュニジアの激しい駆け引きや挑発にも冷静に対処する構えだ。「やり返すのではなく、結果で示したい。勝ったあとに相手の前で喜べばいい」。若さゆえに感情的になるのではなく、勝利で相手を黙らせる。それが後藤の流儀でもある。
ワントップでもシャドーでも、先発でも途中出場でも構わない。「どんな役割だろうと、日本がワールドカップで優勝するという目標に向けて準備したい」。チーム最年少ながら、その視線は個人のアピールだけではなく、頂点を目指すチーム全体へ向けられている。
(取材・文 矢内由美子)
グループリーグ第2戦のチュニジア戦に向けて練習が再開したこの日、後藤はベンチから見つめた世界最高峰の舞台について、「ワールドカップが始まったなと実感した。本気同士の国と国のぶつかり合いを目の前で見て感慨深かった」と胸の高鳴りを口にした。
「(伊藤)洋輝くんが水を欲しそうだったので」と笑いながらも、「自分が先発で出た時も水が欲しいと思うので、もっと気を遣っていきたい」と語るあたりに、周囲への目配りと成長への意欲が見える。
もちろん、ベンチから見ていただけで満足しているはずはない。次戦へ向けて求めるものを問われると、「結果じゃないですか」と即答した。夢見た舞台に立ち、ゴールという目に見える結果を残してこそ、自身の価値を示せると考えている。
その視線はすでにチュニジア戦へ向いている。チュニジアは初戦のスウェーデン戦で1-5の大敗を喫して監督の交代劇もあっただけに、「2戦目に懸けてくると思う。どの国もまだ敗退が決まったわけじゃないので、より一層厳しい戦いになる」と警戒を強める。
後藤が重要視しているのはクロス攻撃だ。「(チュニジアが)ベタ引きするのか、アグレッシブに来るのか分からないですけど、クロスからはチャンスになると思う」。相手が守備を固めてきた場合でも、質の高いボールをゴール前へ送り続けることが突破口になると見ている。そして、「いくらアイデアがあっても質がなければ意味がない」と話し、シンプルな攻撃の重要性を強調した。
チュニジアの激しい駆け引きや挑発にも冷静に対処する構えだ。「やり返すのではなく、結果で示したい。勝ったあとに相手の前で喜べばいい」。若さゆえに感情的になるのではなく、勝利で相手を黙らせる。それが後藤の流儀でもある。
ワントップでもシャドーでも、先発でも途中出場でも構わない。「どんな役割だろうと、日本がワールドカップで優勝するという目標に向けて準備したい」。チーム最年少ながら、その視線は個人のアピールだけではなく、頂点を目指すチーム全体へ向けられている。
(取材・文 矢内由美子)
