MicrosoftがGitHubの容量不足問題を受け、AWSを利用してGitHubのコンピューティング能力増強を計画していることが明らかになりました。

Microsoft turns to AWS for GitHub capacity amid Azure lawsuit

https://www.cloudcomputing-news.net/news/microsoft-aws-github-capacity-azure-lawsuit/



Microsoft turns to Amazon as AI-driven growth at GitHub strains its infrastructure

https://www.thehansindia.com/technology/tech-news/microsoft-turns-to-amazon-as-ai-driven-growth-at-github-strains-its-infrastructure-1086915

Microsoft forced to turn to AWS to boost GitHub cloud capacity following AI demand surge | TechRadar

https://www.techradar.com/pro/microsoft-forced-to-turn-to-aws-to-boost-github-cloud-capacity-following-ai-demand-surge

Microsoftは2018年に、開発者がコードを保存したりソフトウェアプロジェクトを管理したり、共同作業を行ったりするためのプラットフォームであるGitHubを買収。Microsoftが買収する前、GitHubは主に自社データセンターで運用されていました。

しかし、Microsoftによる買収後、GitHubは徐々にMicrosoftのクラウドコンピューティングサービスであるAzureに移行されており、2027年までの完全移行が計画されています。



そんなGitHubは容量不足問題に苦しんでいます。

GitHubの最高執行責任者であるカイル・デイグル氏は、2026年4月にXで「GitHubのアクティビティが急増しています。2025年には10億件だったコミット(コード変更)が、今では週に2億7500万件にまで膨れ上がっています。このままいけば、2026年のコミット総数は140億件になります」「そのため、もっとCPUを投入し、サービスをスケーリングし、GitHubのコア機能を強化する必要があります。そして、そのためにめちゃくちゃ頑張っています」と投稿し、GitHub上での開発が活発化しており、コンピューティングリソースが圧迫されていることを明かしていました。





また、GitHubはサービスの信頼性に関する問題に直面しており、2026年に入ってから数十件の大規模障害を経験しています。2026年に入ってからGitHubで何回障害が発生したかについては、「Red Squares」でチェック可能です。

GitHubの過去1年間のダウンタイムを「草」形式で可視化する「Red Squares」 - GIGAZINE



この問題を解消するために、MicrosoftはAzureのライバルであるAmazon Web Services(AWS)に協力を求めていることが関係者の証言で明らかになりました。報道によると、GitHubのAWS利用拡大は、AIコーディングツールの普及による開発活動の活発化に伴うものです。

Microsoftの広報担当者は今回の報道について、「2025年末から始まったAIエージェント開発の驚異的な急増により、当社のインフラストラクチャの限界が試されています」と述べ、AIエージェントの普及によりGitHubの利用が急増していることを認めました。なお、Microsoftは複数のクラウドプロバイダーを利用していることを認めているものの、Amazonの関与についてはコメントを控えています。

Microsoftは自社インフラストラクチャの拡大に引き続き注力しており、2026年の設備投資額は1900億ドル(約30兆円)に達すると予想されています。この設備投資の大部分がデータセンターの容量増強に充てられる予定です。

なお、MicrosoftがAI関連のさまざまな問題に直面していることに不満を抱いた投資家が、「Microsoftの主力独自AIモデルは、多くのベンチマークテストで競合他社を大きく下回る結果となった」「MicrosoftはMicrosoft 365の商用ユーザーのかなりの割合を有料のCopilotサブスクリプションに移行させることに失敗しており、同社のCopilot製品は競合製品に市場シェアを奪われ、その傾向は強まり続けている」として、Microsoftに訴訟を提起しています。

Microsoft faces down sueball, capacity problems in series of challenges

https://www.theregister.com/systems/2026/06/16/microsoft-faces-down-sueball-capacity-problems-in-series-of-challenges/5256175