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G7サミットの開催地フランスを訪れているトランプ大統領は、イランとの戦闘終結に向けた覚書に署名したと明らかにしました。G7サミットでも中東情勢についての議論が焦点になっています。

■トランプ大統領「ディール(取引)は全て署名された」

フランス・エビアンで開幕したG7サミット=主要7か国首脳会議に、アメリカのトランプ大統領が出席しました。

アメリカとイランの間で、戦闘終結に向けた合意が成立した直後の開催です。

トランプ大統領がその中で明らかにしたのは、自身が署名したという戦闘終結に向けた覚書について。

トランプ大統領
「大変喜ばしいことにディール(取引)は全て署名された。(ホルムズ)海峡はすでに部分的に開通している。原油価格は大幅に下がりつつある。とても光栄だ」

合意への公式な署名が行われる19日には「ホルムズ海峡は完全に開放される」などと成果を強調しました。

トランプ大統領
「我々が結んだイラン合意は、世界に大きな成功をもたらすことになるだろう」

■懸念も…“通航料”に関して米イランの意見に隔たり

しかし、停戦合意の覚書をめぐっては、懸念も…

双方が合意しているホルムズ海峡の開放について、イラン側は“通航料の徴収”を求めていますが、トランプ大統領は。

トランプ大統領
「(海峡は)開放され、通航料も無料になる、という合意が得られている」

“通航料”に関して意見の隔たりが。そして、戦闘が停止されるエリアについても…

■“合意内容”に食い違いも

アメリカとともに戦うイスラエルは、レバノンにいる親イラン組織「ヒズボラ」への攻撃を続けています。

イラン側は、レバノンを含む“全ての戦線”で戦闘が停止されることで合意したと強調していますが、アメリカ側は、イスラエル軍のレバノンからの撤退は含まれないとしているのです。

実際、イスラエル軍は、和平合意が発表された後にも、レバノン南部を無人機で攻撃。1人が死亡したといいます。

■ネタニヤフ首相“レバノンから撤退する考えない”

合意発表後、記者会見を開いたイスラエルのネタニヤフ首相は、ヒズボラからの攻撃を阻止するためレバノンから撤退する考えはないと強調。

ネタニヤフ首相
「私たちはレバノンに設けた緩衝地帯に必要な限りとどまります」

アメリカ側が合意を取り付けた中で、攻撃を続ける構えも見せたかたちですが…

ネタニヤフ首相
「彼はアメリカ合衆国の大統領で、私はイスラエルの首相だ。意見が一致しないこともある」

イスラエルの独断、そしてアメリカ・イラン双方の主張の違いで今後、対立が再燃する可能性も残されています。

日本時間16日夕方、再び会合が開かれたG7。この後、中東をテーマとした議論が行われる予定です。最大の焦点はイラン情勢で、トランプ氏の発言が注目されます。