[6.15 W杯H組第1節 スペイン 0-0 カーボベルデ]

 40歳の守護神がカーボベルデ代表に歴史的な勝ち点1をもたらした。GKボジーニャ(チャベス/ポルトガル2部)が欧州王者・スペイン代表に27本のシュートを打たれた一戦で7セーブと活躍し、クリーンシートを達成。試合終了後には赤く目を腫らして大舞台での活躍に万感の思いを示していた。

 ワールドカップ初出場のカーボベルデが優勝候補にいきなり挑んだ一戦。スペインがボールを保持する試合展開になったものの、カーボベルデは4-5-1の陣形を保ちながら中央を閉める組織的な守備で見事に対応していった。

 そうしたなかでも地力で勝るスペインが複数のチャンスを作っていったが、最後にボジーニャが立ちはだかった。前半39分、FWミケル・オヤルサバルがクロスバーから跳ね返ったボールを頭で合わせるも、ボジーニャが右手を伸ばしてセーブ。同45+2分にはDFエメリク・ラポルトのヘディングシュートがゴール左隅に向かったが、足を運んだボジーニャが弾いた。

 以降もボジーニャがことごとくシュートを防いでいき、安定したハイボール処理でもチームを支えて0-0を維持。終盤はスペインが勢いづいてきたが、チームメイトとともに奮闘して番狂せとなるスコアレスドローを果たした。『オプタ』によると、W杯デビュー戦で完封した最年長GKになったという。

 40歳のニューヒーロー誕生に世界が騒然。イギリス『トーク・スポーツ』によれば試合前のインスタグラム(@vozinha1)フォロワー数は約5万人だったようだが、試合終了後1時間で約175万人と爆増している。文句なしのプレーヤー・オブ・ザ・マッチ受賞も果たしており、次戦以降のパフォーマンスにも大きな注目が集まっている。

 ボジーニャは国際サッカー連盟(FIFA)を通じて「僕たちはこのために一生懸命やってきた。世界最高のチームの一つと対戦することは分かっていたが、自分たちのクオリティも理解していた。この大きな日のために努力してきたんだ。非常に難しい戦いになることは分かっていたが、とても嬉しく思っている」とコメントした。