上海国際映画祭

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2026年6月15日、中国メディアの新華社通信などは、第28回上海国際映画祭が開幕したものの、日中関係悪化の影響で日本映画の上映が全面中止となったと報じた。

記事は、第28回上海国際映画祭が12日に上海で開幕したものの、今回は日本映画が1本も上映されず、過去に新作の日本映画を紹介していた「日本映画週間」も中止となり、日本人の審査員も招かれなかったと伝えた。

そして、過去の上海映画祭では多くの日本映画やアニメが紹介され、昨年には「新世紀エヴァンゲリオン」が上映されたほか、オダギリジョー主演・共同プロデュースの映画「夏の砂の上」が審査員特別賞を受賞したと紹介。日本映画週間も06年以降ほぼ毎年開催され、12年の尖閣諸島国有化や新型コロナウイルス禍でも中断されなかったとし、今回の「異例ぶり」を強調した。上海国際映画祭の審査員

その上で、背景として高市早苗首相が昨年11月の国会答弁で、台湾有事を集団的自衛権の行使が可能となる「存立危機事態」の具体例として踏み込んで言及したことに言及。この発言に中国側が猛反発して事実上の報復措置に踏み切り、同月には「治安悪化」を名目に日本への旅行自粛を呼び掛けて観光業や航空業が大打撃を受けていることなどに言及している。

記事は今年の上海映画祭について、中国共産党結党105周年を記念した特別上映部門「大好河山(美しい祖国の山河)」が企画され、厳選された愛国的な15作品が上映されたほか、77の国と地域から420本以上の作品が集まったと紹介。国際映画製作者連盟(FIAPF)の最新一覧においても、上海国際映画祭はカンヌやベルリン等と並ぶ最高格付けの「世界Aクラス映画祭」として認定されていることに触れ、日中交流の途絶とは対照的に、映画祭全体の盛況ぶりを伝えた。(編集・翻訳/川尻)