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阿蘇中岳の遊覧ヘリ事故

阿蘇中岳第1火口内で大破した遊覧ヘリが見つかった事故で、熊本県警が中心となって、6月15日以降に機体を引き上げることが決まりました。

【写真を見る】【過去に例のない事故】活火山の火口内でヘリ大破 取り残された機体、国費約4億4000万円かけて引き上げ 15日から無人重機を遠隔操作 熊本・阿蘇中岳

どんな事故が起きたのか――

この事故は今年1月、阿蘇市を離陸した遊覧ヘリが行方不明になり、その後、阿蘇中岳第1火口で大破した機体が見つかったものです。

火口には今も、機体のほか、ヘリに乗っていた男性パイロットと、台湾出身の男女の客、合わせて3人が取り残されています。

国費 約4億4000万円で業務委託

これまで、このヘリの運航会社が引き上げ費用を負担することになっていましたが、調整が難航していました。

そのため熊本県警が警察庁と協議した結果、5月、「警察による捜査の一環」として、国費による引き上げを決めました。

これを受けて熊本県警は6月8日、熊本地震で崩落した阿蘇大橋の現場周辺で復旧作業をした県外の建設会社と、約4億4000万円で業務委託契約を締結しました。

引き上げの方法は?

火口周辺は火山ガスが出ていて、現場周辺の地質がもろいことなどから、この会社は遠隔操作ができる無人の重機を使って機体を行うということです。

今年8月末までにすべての作業の完了を目指します。

また、阿蘇市などでつくる阿蘇火山防災会議協議会も、6月15日以降に引き上げのために火口周辺に立ち入ることを、6月12日付けで許可しました。

阿蘇市の松嶋和子市長は「引き上げ作業が早期かつ安全に完了するよう、市としても全面的に協力する」とのコメントを出しました。