かつて大野と交際した女優は、ジャニーズから誓約書を書かされ、別れを告げた。彼女は芸能界を引退し、別の男性と結婚、子供をもうけた。それから10年。ラストライブの大野を支えるのは――。

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 3月16日の夕方、東京・港区の繁華街でタクシーを降りた男性は帽子を目深に被り、手で顔を隠しながら小走りで道路を渡った。雑居ビルの階段を軽快に駆け上がると割烹バルのドアを開ける。彼を迎え入れたのは笑顔が似合う30代半ばの“女将”だった。

 男の名は、大野智(45)。国民的アイドルグループ・嵐のリーダーである――。


嵐の大野智(45)

 1999年、大野、二宮和也、相葉雅紀、松本潤、櫻井翔の5名でデビューした嵐。デビュー曲「A・RA・SHI」はミリオンに迫るヒットでオリコン1位を獲得した。

大野の「アイドルを辞めたい」という思いが限界を…

 その後鳴かず飛ばずの時期もあったが、2005年にドラマ「花より男子」に主演した松本のブレイクを契機として、グループの人気もうなぎ登りに。09年、結成11年目でNHK紅白歌合戦に初出場。翌年からは5年連続で、グループとして白組司会を担った。

「ファンクラブの会員数はSMAPですら100万人と言われる中で、延べ300万人を誇り、経済効果も計り知れない。SMAPなきあと、ジャニーズ事務所(当時)の屋台骨を支える国民的アイドルグループに成長した」(芸能記者)

 ところが、人気絶頂を迎えていた19年1月27日、20年いっぱいでの活動休止を発表した。

「3年以上前からくすぶっていた大野の『アイドルを辞めたい』という思いが限界を迎えていたのです。SMAPの“泥沼解散劇”と同じ轍を踏まないように約2年の猶予期間を設けての活動休止でした」(同前)

 そして、コロナ禍の20年大晦日の無観客生配信を最後に活動休止に入った5人は、それぞれの道を歩みだした。

 それから6年。長い充電期間を経て、いま嵐は「最後の花道」を歩んでいる。3月から5月にかけて、全国5都市5大ドームを回り全15公演をこなすラストライブツアー「ARASHI LIVE TOUR 2026『We are ARASHI』」の真っただ中にいるのだ。

「延べ70万人を動員し、総売り上げは84億円に達する見込み。約6年というブランクもあり、今回のライブは、当初はもっと少ない公演数が予定されていた。特に大野は歌やダンスだけでなく、芸能活動からも離れていたので不安は尽きなかった。しかし、松本や櫻井が先頭に立って、『嵐という存在はなくならないけど、5人でステージに立つのはこれで本当に最後になるんだから』と周囲を説得。待ち続けてくれたファンに恩返ししたいという気持ちで全員の意思が固まったのです」(ライブ関係者)

長身がひと際目立つスレンダーな女将の姿

 3月13日から3日間行われた札幌ドームのライブでツアーはスタート。大盛況を収めた。

「札幌のホテルの宿泊費が通常の5倍以上に高騰。大学入試も重なり受験生が泊る宿がないと報じられた。ライブの観客のため、JALやANAが臨時便を運航した」(スポーツ紙記者)

 そんな札幌ライブ最終日の翌日の3月16日、大野の姿は東京にあった。

 午後6時半、都内の自宅マンションを出た大野は、タクシーに乗って冒頭の通り割烹バルに向かった。

 青のキャップを目深に被り、モンクレールの黒ジャケットに、黒のパンツにスニーカーというラフな格好の大野の足取りは軽い。

 右手には大きめの紙袋を持ち、左手では顔を隠しながら道路を渡ると店内に吸い込まれていった。

「大野が入ったのは和洋折衷の料理が自慢のお店です。数日前が女将の誕生日だったようで、その日は貸し切りで常連だけのパーティが開かれていた」(常連客)

 日を跨いでしばらくして、千鳥足の大野が店から出てきた。大声で何かを叫び、とても上機嫌だ。やがて関係者に支えられながらタクシーに乗ると、帰宅の途についた。それから10分後、今度は4、5人が店をあとにする。その中には、黒のパーカーにジーパン、サンダルとラフな格好だが、長身がひと際目立つスレンダーな女将の姿があった。彼女は皆に別れを告げると1人タクシーに乗った。

 そして女性が向かった先こそ大野の暮らすマンションだったのだ。慣れた様子でエントランスをくぐるとインターホンを鳴らす。すぐに自動ドアが開き、女性はマンション内に消えた。

大野と密会していたこの女性は一体何者なのか?

 それから約2時間後の午前3時半頃、女性は再びエントランスに現れると、タクシーに乗り、帰宅した。

 深夜に、大野と密会していたこの女性は一体何者なのか? 大野の知人が仰天の事実を明かす。

「実は女将は、10年ほど前に大野くんと熱愛が報じられた元女優のA子さんなんです。最近になって2人は偶然の再会を果たした」

 それは“禁じられた愛”だった――。

 15年9月、「FRIDAY」が大野と10歳年下のA子さんとの熱愛をスクープした。

「完全個室がウリの岩盤浴や高級焼き肉店でのデートの様子をキャッチ。記事によると、A子さんは女優業だけでは食べていけず、西麻布のバーでバイトをしていたところに大野が来店。共通の趣味などで意気投合した。写真を撮られたのは、すでに交際開始から1年ほど過ぎた頃だった」(ベテラン芸能記者)

 この報道がファンの怒りを買うこととなった。

「コンサートで大野の名前が入ったうちわに『裏切り者』と書いて掲げたり、面と向かって大野に罵声を浴びせるファンもいた。怒りの矛先はA子さんにも向けられ、彼女のSNSに怨嗟の言葉が書き連ねられたのです。火消しをするように事務所は『大野から一言あるから』と、コンサート直前に番記者をわざわざ集め、異例の緊急囲み取材を行わせたのです」(取材した記者)

 大野は集まった記者たちの前でこう謝罪する。

「僕の軽率な行動でファンの皆様を悲しい気持ちにさせてしまったことを反省し、申し訳ない気持ちでいっぱいです」

 続けて、A子さんについては、「友人の1人。同棲という事実は一切無く、お付き合いもしていません」と断言し、最後にこう声を絞り出した。

「もう会うことも一切ございません」

 その後に行われたステージでは、ファンに向けて「この空間を何よりも大切にしたいと思いました」と涙を滲ませ、猛省する姿を見せたのだった。

〈続く〉

「酔った勢いでお店で涙を見せることも…」嵐・大野智(45)が再会した“元恋人女優”と動き出した10年越しの時間〉へ続く

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2026年5月7日・14日号)