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不動産投資をいつ始めるかという問いに、答えを持たないまま時間だけが過ぎていく人は少なくない。「もう少し出世してから」「子供の学費が落ち着いてから」――そうして気づけば40代、50代になっていたとしても、実はそれは「遅すぎた」でも「早すぎた」でもないという見方がある。
 
不動産投資アドバイザーの木村洸士氏によれば、不動産投資を実践している層の中で、40代・50代が多い。その理由として木村氏が挙げるのが「信用」だ。長年の就業実績を持つこの年代は、金融機関から見て将来の返済見通しが立てやすく、融資を受けやすい属性とされる。若年層は将来の変動が読みにくいとして審査で慎重に扱われる一方、40代・50代はその安定性ゆえに評価されやすい。収入水準も若い世代と比べて高い傾向があり、融資という観点から有利な時期でもある。
 
しかし、注意点もある。転職直後で在職実績がない場合は融資が出にくくなる。50代後半になると完済年齢の上限によって融資が通らないケースも生じる。それでも木村氏は「情報収集を徹底すれば対応できる金融機関は存在する」という立場をとり、年齢だけで可否を判断しないよう語る。
 
この年代が意識すべき戦略として木村氏が特に強調するのが「フルローン」の活用だ。老後の備えや今後のライフイベントを考えると、手元の資金を一気に使い果たすのはリスクになる。融資をフルに活用しながら自己資金を温存し、物件を複数に分散して保有することで、収益の安定と万一への備えを両立できるという考え方だ。
 
物件選びにも明確な基準がある。都心の区分ワンルームマンションは利益が出にくいとして否定的に捉え、長期融資を引きやすい新築アパートや、購入後すぐに収益が見込める中古アパートを推奨する。

融資が下りるエリアや条件を先に把握し、その範囲内で収益性の高い物件を探すアプローチが、失敗を避ける鍵だと語る。小規模の中古戸建てを複数まとめて運用する手法も選択肢として紹介されており、資金規模によって戦略の幅は広がる。
 
動画のアフタートークでは、利回り7.1~7.3%や8~9%台の新築アパートを複数購入した例や、250万円で利回り37%の戸建てを購入した受講者の例も紹介されている。

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