皐月賞2着からの逆転Vへきっちり仕上がったリアライズシリウス(撮影・園田高夫)

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 「日本ダービー・G1」(31日、東京)

 皐月賞2着からの逆転へ、仕上がりは万全だ。リアライズシリウスは27日、津村を背に美浦Wで単走馬なり。サッと流した程度だが6F84秒1−37秒5−11秒3をマークし、鞍上は「気持ち良く走っていたし、いい状態で来られました」と好感触を強調した。

 直線は自らハミを取り、軸もぶれることなくスムーズに加速。極上の最終追いを目にした手塚久師は「きょうは初めから単走という話で。少しピリピリしているが、津村君としっかりコンタクトを取れるようにしました。滑らかで、大型馬らしいストライド。見た目以上にいい動きでした」と自信を見せた。

 「津村君は厩舎を手伝ってくれている知った仲。ダービージョッキーの称号を獲ってもらえたら」と指揮官は話すが、自身にとっても『調教師によるクラシック完全制覇』が懸かっている。これまで尾形藤吉、田中和一郎、藤本冨良、武田文吾元調教師の4人しか達成していない大記録だ。

 ダービーは23年ソールオリエンス、25年マスカレードボールで2着に敗退。「相当悔しい思いをしているし、チャンスをモノにしたい気持ちは強いですが、走るのは僕ではないのでジョッキーに託すしかありません。記録的に見れば完全制覇も懸かっていますが、私は先人と比べればまだまだです。ゲートインまでは私の仕事。やれることを」と冷静に足元を見つめた手塚久師。人事を尽くして天命を待つだけだ。